ライヒスアドラーの脚質は、好位から中団を基本にしながら、レースの流れに応じて位置を変えられるタイプです。
新馬戦では2番手から勝利し、東京スポーツ杯2歳ステークスや弥生賞では好位から中団、皐月賞ではさらに後ろから追走する競馬を見せています。
皐月賞と日本ダービーでは異なる位置取りから競馬をしており、脚質の幅も見せています。
本記事では、ライヒスアドラーの通過順位や上がりタイムをもとに、基本的な脚質、レースごとの位置取り、末脚の特徴、走りの強みを整理します。
この記事でわかること
- ライヒスアドラーの基本的な脚質
- 先行馬・差し馬のどちらに近いのか
- 新馬戦から日本ダービーまでの位置取り
- 上がりタイムから見える末脚の特徴
- 通過順位から考える脚質の強み
ライヒスアドラーの脚質は?好位から中団で運べるタイプ
これまでのレース内容を見ると、ライヒスアドラーは好位から中団を中心に運ぶタイプと整理するのが分かりやすいでしょう。
前につけることもできますが、常に先頭付近へ行くわけではありません。
相手やレースの流れによって位置を変えながら、終盤へ向けて脚を残す競馬をしています。
| レース | 通過順位 | 着順 | 位置取り |
|---|---|---|---|
| 2歳新馬 | 2-2-2-2 | 1着 | 好位 |
| 東京スポーツ杯2歳S | 3-4-6 | 3着 | 好位~中団 |
| 弥生賞 | 5-5-5-5 | 2着 | 中団 |
| 皐月賞 | 10-9-9-8 | 3着 | 中団後方 |
| 日本ダービー | 3-3-6-5 | 8着 | 好位~中団 |
※通過順位は、各コーナーを通過した際のおおよその位置を表します。
前につけられるが逃げ・先行一辺倒ではない
デビュー戦では「2-2-2-2」と2番手付近で運び、そのまま勝利しました。
初戦から前方のポジションを取れる点は、ライヒスアドラーの特徴のひとつです。
ただし、その後は中団から結果を残すレースも増えています。
そのため、前に行かなければ持ち味を発揮できない典型的な先行馬ではないと考える方が実際の走りに合っています。

前にも行けますが、位置取りをひとつに決めつけない方がライヒスアドラーらしいですね。
ライヒスアドラーの位置取りはレースごとにどう変わった?
5戦の通過順位を追うと、前方から中団後方まで位置取りを変えてきたことが分かります。
新馬戦から弥生賞までは少しずつ位置が後ろへ
新馬戦では2番手付近から運びましたが、東京スポーツ杯2歳ステークスでは「3-4-6」、弥生賞では「5-5-5-5」と、徐々に中団寄りのポジションになっています。
それでも東京スポーツ杯2歳ステークス3着、弥生賞2着と上位に入りました。
前方の位置だけに頼らず、中団からでも競馬ができることを示した流れと見ることができます。
皐月賞では中団後方から3着
それまでと最も位置取りが変わったのが皐月賞です。
通過順位は「10-9-9-8」で、序盤は中団より後ろから進みました。
そこから勝負どころへ向けて前との差を詰め、最終的に3着。
好位につけなくても終盤の勝負へ加われた点は、ライヒスアドラーの位置取りの幅を見るうえで重要なレースです。
日本ダービーでは再び好位から運ぶ
日本ダービーでは一転して「3-3-6-5」と、前半は3番手付近から運びました。
結果は8着でしたが、勝ち馬との差は0秒4。
皐月賞のように後ろからだけでなく、再び前めの位置を選択できたことからも、特定のポジションに固定された脚質ではないことが分かります。



皐月賞では後ろから、日本ダービーでは前から。位置取りの違いが分かりやすい2戦ですね。
ライヒスアドラーの末脚は?上がりタイムから見る特徴
位置取りとあわせて確認したいのが、ライヒスアドラーの終盤の脚です。
東京スポーツ杯2歳ステークスでは上がり3ハロン32秒9、皐月賞では33秒8を記録しています。
※上がり3ハロンとは、レース最後の600mを走ったタイムで、末脚の速さを見る際によく使われる指標です。
| レース | 通過順位 | 上がり3ハロン | 走りの特徴 |
|---|---|---|---|
| 東京スポーツ杯2歳S | 3-4-6 | 32.9秒 | 中団から直線で脚を伸ばす |
| 弥生賞 | 5-5-5-5 | 35.4秒 | 中団から最後まで伸びる |
| 皐月賞 | 10-9-9-8 | 33.8秒 | 中団後方から前との差を詰める |
速い上がりだけで「瞬発力型」とは決めにくい
東京スポーツ杯2歳ステークスの32秒9だけを見ると、鋭い瞬発力を武器にする馬という印象を受けます。
ただし、上がりタイムはレース全体のペースや馬場、位置取りによって大きく変わります。
皐月賞では8番手まで位置を上げながら直線でも脚を使い、3着まで伸びました。
こうしたレース内容を見ると、直線だけの一瞬の加速に頼るというより、勝負どころから動いて終盤まで脚を使えることがライヒスアドラーの特徴と考えられます。
後方一気を基本とする差し馬でもない
皐月賞では中団後方から好走していますが、毎回後ろに構えて直線だけで追い込むタイプではありません。
新馬戦や日本ダービーでは前めの位置から運んでいます。
そのため、典型的な追い込み馬というより、好位から中団で流れに乗り、そこから終盤へ向けて脚を使うタイプと考える方が近いでしょう。
通過順位から見えるライヒスアドラーの脚質の強みを考察
ここからは、公開されている通過順位やレース結果を比較した本記事での考察です。
ライヒスアドラーの脚質で注目したいのは、単純に「前でも後ろでも走れる」ということではありません。
スタート後に取った位置が違っても、勝負どころへ向けて競馬に参加できていることが、この馬の大きな特徴ではないでしょうか。
序盤の位置が違っても終盤の勝負へ加われる
5戦の通過順位を並べると、スタート後の位置にはかなり幅があります。
新馬戦は2番手、弥生賞は5番手、皐月賞は10番手、日本ダービーは3番手付近からのスタートでした。
それでも、新馬戦1着、東京スポーツ杯2歳ステークス3着、弥生賞2着、皐月賞3着と、複数の位置取りから上位争いに加わっています。
これは、決まった形に持ち込まなければ走れないタイプとは異なる特徴です。
「完全な自在型」より「位置取りに幅のある好位・中団型」が近い
先行から中団後方まで経験しているため、「自在型」と表現したくなるところです。
ただし、まだキャリアは5戦です。
どの位置からでも同じように能力を発揮できる完全な自在型と断定するには、材料は多くありません。
現時点では、
「好位から中団を基本にしながら、レースの流れによって前後の位置にも対応できるタイプ」
と整理するのが、これまでの実績に最も沿っているでしょう。



「何でもできる」と決めつけるより、まずは位置取りの幅がある馬と見る方が分かりやすいですね。
ライヒスアドラーの脚質に関するよくある質問
- ライヒスアドラーは先行馬ですか?差し馬ですか?
-
どちらか一方に固定するより、好位から中団を基本に位置取りを変えられるタイプと考えるのが分かりやすいでしょう。
新馬戦では2番手から勝利していますが、皐月賞では「10-9-9-8」と中団後方から3着に入っています。
- ライヒスアドラーは後ろからの競馬もできますか?
-
皐月賞では10番手付近から運び、勝負どころで8番手まで進出して3着に入りました。
一方で、毎回後方から追い込むタイプではありません。前につけたレースもあるため、後方待機を基本とする典型的な差し・追い込み馬とは異なります。
まとめ|ライヒスアドラーは好位から中団を基本に位置取りの幅を持つタイプ
ライヒスアドラーの脚質をこれまでの通過順位から見ると、好位から中団を基本にしながら、レースの流れに応じて位置を変えられるタイプと整理できます。
新馬戦では2番手から勝利し、弥生賞では5番手付近、皐月賞では中団後方から3着。日本ダービーでは再び前めの位置から運びました。
また、東京スポーツ杯2歳ステークスでは上がり32秒9、皐月賞では33秒8を記録しており、終盤まで脚を使える点も特徴です。
現時点では完全な自在型と決めつけるより、「位置取りに幅のある好位・中団型」と捉えると、ライヒスアドラーの走りを分かりやすく整理できるでしょう。
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※本記事は、公開されている競走成績・通過順位・上がりタイムをもとに作成しています。「位置取りの幅」「脚質の強み」などには、複数レースを比較した筆者の考察を含みます。
出典・参考資料
- netkeiba「ライヒスアドラー 競走成績」
- JRA「ライヒスアドラー 競走馬情報」
【ライヒスアドラーをもっと知ろう】
ライヒスアドラーの気性や血統については、関連記事で詳しく紹介しています。




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