ヘデントールの脚質は、基本的には中団から後方で運ぶ差しタイプです。
ただし、毎回最後方付近から直線だけで追い込む馬ではありません。
町田特別や日本海ステークスでは前寄りの位置から勝利しており、菊花賞では後方から大きく位置を上げ、ダイヤモンドステークスでは4コーナーで先頭に立つ競馬も見せています。
つまりヘデントールは、差しを基本にしながら、レースの流れに応じて位置を変えられるタイプと考えると分かりやすいでしょう。
この記事では、ヘデントールの通過順位やレース結果をもとに、基本的な脚質、位置取りの特徴、長距離戦での立ち回り、追い込み馬との違いを整理します。
この記事でわかること
- ヘデントールの基本的な脚質
- 差し馬・追い込み馬のどちらに近いのか
- レースによる位置取りの違い
- 菊花賞・ダイヤモンドS・天皇賞(春)での立ち回り
- 通過順位から見えるヘデントールの脚質の強み
ヘデントールの脚質は?基本は中団から運ぶ差しタイプ
ヘデントールのこれまでの通過順位を見ると、基本的には中団から後方で運ぶ差しタイプと考えるのが自然です。
レース後半から前との差を詰めていく競馬が多い一方、町田特別や日本海ステークスでは前寄りの位置から勝利した実績もあります。
そのため、後方からの追い込み一辺倒ではなく、展開に応じて位置を変えられる幅のある差し馬と整理すると分かりやすいでしょう。

基本は差しタイプですが、前の位置からも結果を残せるのが特徴ですね。
ヘデントールの位置取りはレースによってどう違う?
ヘデントールは、毎回同じ位置からレースを進める馬ではありません。
これまでの通過順位を時系列で見ると、後方から運ぶレースだけでなく、途中から一気に前へ進出したり、最初から好位につけたりする競馬も経験しています。
デビュー直後は後方から途中で前へ動く競馬も
2023年の新馬戦では「12-10-3」で2着。
2024年1月の未勝利戦では「11-12-2-2」と、前半は後方にいながら途中から大きく位置を上げて勝利しました。
最初から前の位置を取るというより、レース途中から前との差を詰めていく形が早い時期から見られています。
町田特別・日本海Sでは前寄りの位置から連勝
2024年の町田特別では「6-2-2-2」で1着。
続く日本海ステークスでも「4-3-3-3」と好位から運び、勝利しています。
この2戦から分かるのは、ヘデントールが後方からでなければ力を発揮できない馬ではないということです。
展開や頭数によっては前の位置を取っても結果を残しています。
長距離戦で見せるヘデントールの立ち回り
ヘデントールの脚質を考えるうえで特に参考になるのが、3000m以上のレースで見せた通過順位です。
菊花賞、ダイヤモンドステークス、天皇賞(春)では、スタート後の位置は異なっていても、勝負どころへ向けて前との差を詰める競馬を見せています。
菊花賞は17番手付近から5番手まで進出
2024年の菊花賞では「17-16-8-5」と、序盤は後方からレースを進めました。
しかし、そのまま最後方付近で待ち続けたわけではありません。
レース後半に8番手、さらに5番手まで位置を上げ、最終的に2着に入りました。
後方待機から長く前との差を詰めていくヘデントールらしい競馬がよく表れた一戦です。
ダイヤモンドSは5番手から4コーナー先頭
2025年のダイヤモンドステークスでは「5-5-5-1」。
道中は5番手付近で運びながら、4コーナーでは先頭まで進出しました。
そのまま押し切って1着。
直線まで後方で待つのではなく、勝負どころから前へ動いていけることがよく分かるレースです。
天皇賞(春)は中団から運ぶ形
2025年の天皇賞(春)では「6-7-6-5」から1着。
一方、2026年は「9-9-9-8」と前年より後ろの位置から運び、5着となりました。
同じ3200mの天皇賞(春)でも位置取りは異なっています。
この2戦からも、ヘデントールの脚質は決まった位置にこだわるというより、その日の流れに応じて中団から後方で構えるタイプと見る方が実績に沿っています。
| レース | 通過順位 | 着順 |
|---|---|---|
| 菊花賞 | 17-16-8-5 | 2着 |
| ダイヤモンドS | 5-5-5-1 | 1着 |
| 2025年 天皇賞(春) | 6-7-6-5 | 1着 |
| 2026年 天皇賞(春) | 9-9-9-8 | 5着 |



後ろから直線だけで追い込むのではなく、勝負どころから前へ動いていくのが特徴ですね。
ヘデントールは追い込み馬?差し馬との違い
ヘデントールは後方から運ぶレースも多いため、「追い込み馬」という印象を持つ方もいるかもしれません。
しかし、過去の通過順位を並べると、典型的な追い込み馬とは少し違います。
町田特別や日本海ステークスでは前寄りの位置から勝利し、ダイヤモンドステークスでは4コーナーで先頭に立っています。
菊花賞でも17番手付近からレースを進めながら、直線を迎える前には5番手まで位置を上げました。
つまりヘデントールは、最後方で脚をためて直線だけで一気に差すタイプではなく、レース後半から長く位置を上げていく差し馬と考える方が近いでしょう。
上がりタイムだけでは馬場状態やレースペースの影響も大きいため、脚質を判断するときは、時計だけでなく通過順位の変化を見ることも重要です。
通過順位から見えるヘデントールの脚質の強みを考察
ここからは、公開されている通過順位とレース結果を比較した本記事での考察です。
ヘデントールの脚質で特徴的なのは、スタート直後の位置にかかわらず、勝負どころへ向けて前との差を詰められることではないでしょうか。
菊花賞では17番手付近から5番手、ダイヤモンドステークスでは5番手から先頭まで位置を上げています。
一方、町田特別や日本海ステークスでは最初から比較的前の位置で運び、そのまま勝利しました。
この結果を見ると、ヘデントールは「後方からしか競馬ができない差し馬」ではありません。
中団~後方を基本にしながら、展開によって好位にもつけられ、レース途中から前へ動くこともできる幅のある差しタイプと整理すると、これまでの戦績に最も合っています。
特に長距離戦では、序盤の位置そのものよりも、どのタイミングで前との差を詰めているかを見ると、ヘデントールらしい走り方が分かりやすいでしょう。



「何番手にいるか」だけでなく、「そこからどう動いたか」を見ると、ヘデントールの脚質がよく分かりますね。
ヘデントールの脚質に関するよくある質問
- ヘデントールは追い込み馬ですか?
-
後方から運ぶレースはありますが、典型的な追い込み馬とは少し異なります。
好位から勝ったレースもあり、後方から運んだ場合でも直線まで待つのではなく、途中から位置を上げる競馬が多いため、基本的には差しタイプと考えるのが近いでしょう。
- ヘデントールは前の位置からも競馬できますか?
-
はい。
町田特別では「6-2-2-2」、日本海ステークスでは「4-3-3-3」から勝利しており、好位からも結果を残しています。
まとめ|ヘデントールは位置取りに幅のある差しタイプ
ヘデントールの脚質をこれまでの通過順位から見ると、中団から後方を基本にしながら、展開に応じて好位からも運べる差しタイプと考えるのが分かりやすいでしょう。
町田特別や日本海ステークスでは前寄りの位置から勝利する一方、菊花賞では17番手付近から5番手まで進出して2着。
ダイヤモンドステークスでは5番手から4コーナーで先頭に立ち、そのまま勝利しました。
2025年の天皇賞(春)は中団から1着、2026年はやや後方から運んで5着と、同じ長距離戦でも位置取りは一定ではありません。
こうした戦績から、ヘデントールは単純な追い込み馬ではなく、自分がいる位置から勝負どころへ向けて長く前との差を詰めていけることが脚質面の大きな特徴と考えられます。
今後も、スタート後の位置だけでなく、道中からどのタイミングで前へ動いていくのかに注目すると、ヘデントールの走りをより楽しめそうです。
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※本記事は、公開されている競走成績・通過順位をもとに作成しています。「脚質の分類」「位置取りの幅」などには、複数レースを比較した筆者の考察を含みます。
出典・参考資料
- netkeiba「ヘデントール 競走成績」
- JRA「競走馬情報 ヘデントール」
【ヘデントールをもっと知ろう】
ヘデントールの気性や血統については、関連記事で詳しく紹介しています。




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