カランダガンの脚質は?後方から伸びる末脚と「自分のリズム」で走る強さを紹介

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「カランダガン 脚質」と書かれた、競走馬がレースを走るアイキャッチ画像

カランダガンの脚質を調べると、中団より後ろで脚をため、勝負どころから加速して末脚を伸ばす走りが特徴です。

2025年のジャパンカップでは11番手付近を追走し、直線で上がり33秒2の末脚を繰り出して勝利しました。

一方、カランダガンの走りは、単純に「後方から追い込む馬」と分類するだけでは十分に表せません。

2024年と2025年の英チャンピオンステークスを比べると、自分のリズムで走れるかどうかも力を発揮するうえで大切なポイントであることが見えてきます。

本記事では、これまでの主要レースを振り返りながら、カランダガンの基本的な脚質、位置取り、末脚の特徴、距離への対応力について紹介します。

※上がり3ハロンとは、レース最後の600mを走ったタイムで、末脚の速さを比較する際によく使われる指標です。

この記事でわかること

  • カランダガンの基本的な脚質
  • 後方で脚をためるレース運び
  • ジャパンカップで見せた上がり33秒2の末脚
  • 「自分のリズム」が重要と考えられる理由
  • 2000~2400メートルでの走り
  • カランダガンの脚質から見える強み
目次

カランダガンの脚質は?基本は差し・追い込み寄り

カランダガンは、スタートから積極的に前へ出て押し切るタイプではありません。

近年の主要レースでは、中団より後ろで運び、終盤に末脚を伸ばす形が多く見られます。

脚質として分類するなら、差しから追い込み寄りのタイプと考えるのが分かりやすいでしょう。

スクロールできます
主なレース距離結果走りのポイント
2025年キングジョージ約2400m1着最後方から進出
2025年英チャンピオンS約2000m1着後方から直線で伸びる
2025年ジャパンC2400m1着11番手付近から上がり33秒2
2026年ドバイシーマクラシック約2400m1着2400mの大舞台で勝利
2026年サンクルー大賞2400m1着終盤に前を捕らえて連覇
2026年キングジョージ約2400m2着前年に続いて上位争い

レースによって位置取りに違いはありますが、前半から先頭争いをするよりも、後半に力を残す競馬が基本となっています。

前へ行って押し切るというより、後ろでじっくり構えてから伸びてくる姿が印象的な馬ですね。

カランダガンは前半に脚を使わず後方で構える

カランダガンのレース運びで特徴的なのが、序盤に無理をしないことです。

前へ行く馬を追いかけるよりも、中団から後方で構え、勝負どころまで余力を残します。

2025年キングジョージは最後方から

2025年のキングジョージでは、カランダガンは道中最後方でレースを進めました。

勝負どころに入ると徐々に前との差を詰め、直線ではカルパナを追いかける形になります。

そして最後は前を捕らえて勝利しました。

序盤は脚を温存し、終盤に進出するという基本的なレース運びがよく表れた一戦です。

後方一辺倒ではなく位置取りはレース次第

ただし、カランダガンは毎回必ず最後方から走るわけではありません。

中団付近で運ぶこともあり、レースの流れや頭数によって位置取りは変化します。

そのため、「追い込み馬だから最後方」と決めつけるより、中団より後ろから終盤勝負に持ち込むタイプと捉える方が実際の走りに近いでしょう。

何番手にいるかを固定する馬ではなく、レースごとの位置取りにも注目したいですね。

カランダガン最大の武器は直線の末脚

後方で運ぶカランダガンにとって、大きな武器となっているのが直線での末脚です。

その力が日本の競馬ファンにも強く印象づけられたのが、2025年のジャパンカップでした。

ジャパンカップは11番手から上がり33秒2

2025年のジャパンカップで、カランダガンの通過順は11-11-10-11でした。

17頭立ての中で、道中は後方。

1000メートル通過57秒6という速い流れの中でも慌てて前へ動かず、直線まで脚を残しました。

直線で外へ持ち出されると加速し、記録した上がり3ハロンは33秒2

最後はマスカレードボールとの競り合いを制し、2分20秒3で勝利しました。

加速してから長く脚を使える

カランダガンの末脚は、一瞬だけ鋭く伸びて終わるというより、加速してから長くスピードを保てるところに特徴があります。

ジャパンカップでも直線で前との差を詰め続け、最後までマスカレードボールとの競り合いを続けました。

後方待機から前を捕らえるためには、速い脚だけでなく、その脚を持続させる力も必要です。

「一瞬の切れ味」だけではなく、追い始めてから長く伸びるのがカランダガンの魅力ですね。

カランダガンにとって大切な「自分のリズム」

カランダガンの脚質を考えるうえで興味深いのが、「自分のリズム」というポイントです。

これは、2024年と2025年の英チャンピオンステークスを比べると分かりやすくなります。

2024年は本来のリズムから外れる形に

2024年の英チャンピオンステークスで、カランダガンは2着でした。

翌年、グラファール調教師はこのレースを振り返り、序盤にカランダガン本来のリズムから外れる形にしてしまったことを反省する趣旨のコメントを残しています。

位置取りそのものよりも、馬がいつもの走り方をできるかどうかが重要だったことが伝わるエピソードです。

2025年は自分の走りを守って勝利

2025年の同レースでは、前年の経験を踏まえ、カランダガン自身の走りを大切にする形となりました。

直線へ入ると力強く伸び、前年2着だった舞台で勝利。

バルザローナ騎手からも、カランダガンが自分のリズムに乗ったときの力強さが伝えられています。

この2年間を比べると、決められた位置を取ることより、無理なく自分の走りを続けることがカランダガンには合っているようです。

前年の経験が翌年の勝利につながったと考えると、「自分のリズム」という言葉がより印象的に感じられますね。

2000mから2400mで末脚を発揮

カランダガンは、近年2000~2400メートルの大レースで実績を残しています。

特に2400メートル前後での出走が多いものの、2000メートル級にも対応しています。

2400m前後では豊富な実績

ジャパンカップ、キングジョージ、ドバイシーマクラシック、サンクルー大賞など、近年の主な実績には2400メートル前後のレースが並びます。

長い距離でも序盤に力を使いすぎず、終盤まで脚を残せることが強みです。

約2000mの英チャンピオンSでも勝利

一方、2025年の英チャンピオンステークスは約2000メートル。

2400メートルより短い条件でも末脚を発揮し、勝利しました。

そのため、カランダガンは2400メートルだけに特化したタイプではなく、2000~2400メートルの中距離から中長距離で高い実績を残している馬といえます。

スローペースでも後方から差を詰められる

後方で運ぶ馬にとって、難しくなりやすいのが流れの遅いレースです。

前を走る馬にも余力が残るため、直線だけで差を縮めるには高い加速力が求められます。

2025年のキングジョージは少頭数で戦術的な流れとなりましたが、カランダガンは最後方から前との差を詰め、カルパナを捕らえました。

前の馬が止まるのを待つだけではなく、自分から前との差を縮められることも、カランダガンの脚質を考えるうえで見逃せないポイントです。

展開が向くのを待つだけではなく、自分の脚で前を捕まえに行けるところが頼もしいですね。

2026年も後半勝負のスタイルは変わらない

2026年もカランダガンは、2400メートル前後の大レースを中心に出走しています。

3月のドバイシーマクラシックでは1着。

6月のコロネーションカップは4着でしたが、7月のサンクルー大賞では再び勝利し、連覇を達成しました。

続くキングジョージでは2着となっています。

勝敗に違いはあるものの、長い距離で序盤に力を温存し、後半に末脚を伸ばすスタイルは2026年も変わっていません。

カランダガンの脚質から見える強みを考察

ここからは、これまでのレース内容や関係者コメントをもとにした筆者の考察です。

カランダガンのレースを見ると、まず目を引くのは後方から伸びてくる末脚です。

しかし、この馬らしさを考えると、末脚の速さだけでは説明しきれない部分があります。

カランダガンは、序盤から積極的にポジションを奪うタイプではありません。

その代わり、前半では急がず、勝負どころまで自分の走りを崩さずに進みます。

そして前との差を詰める段階になると、走りのギアを切り替えるように加速する。

ここに、カランダガンならではの特徴があるのではないでしょうか。

速い脚を持っていること以上に、「その脚を使うまで急がないこと」が強さにつながっている。

2024年と2025年の英チャンピオンステークスを比べても、本来の走りを崩さずに進めることが結果につながったと考えられます。

その意味で、カランダガンは単純な「追い込み馬」というより、自分のリズムを守りながら、必要な場面まで力を残せる馬と見ると、その走りの魅力がより分かりやすくなります。

次にレースを見るときは「今、何番手にいるか」だけではなく、カランダガンがいつ動き始めるのかにも注目してみたいところです。

カランダガンの脚質に関するよくある質問

カランダガンの基本的な脚質は何ですか?

中団より後ろで脚をため、終盤に末脚を伸ばす差し・追い込み寄りのタイプです。

カランダガンはいつも最後方から走りますか?

必ず最後方になるわけではありません。

中団付近で運ぶ場合もあり、レースの流れに応じて位置取りは変わります。

カランダガンの末脚は速いですか?

2025年のジャパンカップでは、後方から上がり3ハロン33秒2を記録して勝利しました。

加速後も長く脚を使えることが特徴です。

カランダガンは何メートルのレースで実績がありますか?

2000~2400メートル級の大レースで実績を残しています。

特に2400メートル前後では、ジャパンカップ、キングジョージ、ドバイシーマクラシック、サンクルー大賞などで上位実績があります。

まとめ|カランダガンは自分のリズムから末脚を伸ばすタイプ

カランダガンの脚質は、中団から後方で脚をため、終盤に末脚を伸ばす差し・追い込み寄りのタイプです。

2025年のジャパンカップでは11番手付近から上がり33秒2を記録し、マスカレードボールとの競り合いを制しました。

キングジョージでは最後方から勝利し、約2000メートルの英チャンピオンステークスにも対応しています。

位置取りはレースによって変わりますが、前半で無理をせず、勝負どころまで力を残すのがカランダガンらしい走りです。

後ろから追い込む姿だけでなく、いつまで待ち、どこから動き出すのか。

そんなところにも注目すると、カランダガンのレースをより楽しめるのではないでしょうか。

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※本記事は、公開されている競走成績、レース内容、グラファール調教師やバルザローナ騎手などの関係者コメントをもとに作成しています。脚質に関する考察部分は、公開情報を整理したうえでの筆者の見解です。

出典・参考資料

【カランダガンをもっと知ろう】

カランダガンの気性や血統については、関連記事で詳しく紹介しています。

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