ラベルセーヌの気性は、やんちゃで気が入りやすい一面があるものの、レース経験を重ねて精神面の成長を見せています。
ラベルセーヌは、美浦・鹿戸雄一厩舎に所属する2023年生まれの牝馬です。
入厩当初は馬房の壁を蹴ったり、騎乗スタッフを振り落としたりと、厩舎を驚かせるほどのお転婆な性格でした。
しかし、2026年秋には鹿戸調教師から精神面の成長を評価されるようになっています。
この記事では、ラベルセーヌの気性や性格、厩舎でのお転婆なエピソード、春から秋への精神面の変化、陣営が行ってきた調整の工夫を関係者コメントから紹介します。
※イレ込み:レース前などに興奮して落ち着かなくなること。返し馬:レース前にコースで行う準備運動のことです。
この記事でわかること
- ラベルセーヌの気性や性格
- 馬房でのやんちゃなエピソード
- 鹿戸厩舎が行ってきた安全対策
- 春から秋にかけての精神面の成長
- 秋華賞前の調整とイレ込み対策
- 気性から見えるラベルセーヌの特徴
ラベルセーヌの気性は?やんちゃで気が入りやすい性格
ラベルセーヌは、気持ちが高ぶりやすく、活発で前向きな性格の牝馬です。
2026年4月22日のラジオNIKKEIの取材で、鹿戸雄一調教師はラベルセーヌを「この子は少しやんちゃ」と表現しています。
レース前や普段の生活ではイレ込みが課題になる一方、走り始めると落ち着いて競馬ができるタイプとも説明しています。
また、鹿戸調教師は一生懸命で真面目に走るところも評価しています。
活発で気持ちが入りやすいものの、競馬に対しては真面目に取り組む性格といえるでしょう。

やんちゃな性格でも、競馬中は落ち着ける一面があるのですね。
ラベルセーヌが厩舎で見せたお転婆なエピソード
ラベルセーヌの活発な性格は、鹿戸厩舎での生活にも表れていました。
馬房の壁を蹴り騎乗スタッフを振り落とすことも
2026年4月21日のサンケイスポーツのインタビューで、鹿戸調教師は、ラベルセーヌが馬房の壁を蹴ることがあり、けがをしないよう対策していたと明かしています。
さらに、優馬JAPANの厩舎レポートでは、騎乗スタッフを振り落としたこともあると紹介されていました。
こうした行動もあり、陣営は無理にデビューを急がず、じっくり調整を進めていたといいます。
ただし、壁を蹴ったりスタッフを振り落としたりした詳しい原因までは公表されていません。
単純に怒りっぽい性格と決めつけるのではなく、興奮しやすく、管理に注意が必要な一面があったと捉えるのが適切でしょう。
ほかの馬を気にして馬房の場所を工夫
もう一つ興味深いのが、ラベルセーヌが生活する馬房の配置です。
優馬JAPANによると、鹿戸厩舎には馬房が向かい合う新しい施設がありますが、ラベルセーヌは対面にいる馬を気にするため、離れにある旧式の馬房で管理されていました。
設備の新しさよりも、ラベルセーヌが落ち着いて過ごせる環境を優先したことがうかがえます。
こうした日常生活の細かな配慮からも、鹿戸厩舎がラベルセーヌの性格をよく観察しながら管理していたことが伝わってきます。



向かいの馬が気になるため、馬房の場所を変えていたのですね。厩舎ならではの興味深いエピソードです。
デビュー後に変化したラベルセーヌの精神面
ラベルセーヌは2026年3月8日にデビューし、実戦経験を重ねる中で精神面にも変化が見られるようになりました。
初戦を経験して落ち着きが出てきた
デビュー戦では返し馬で興奮する場面があったものの、レースでは落ち着いて走れていたと鹿戸調教師は振り返っています。
その後、4月のフローラステークス前には、初戦を経験してから普段の様子も穏やかになってきたと説明しました。
フローラステークスは5着でしたが、荻野極騎手はレース後、課題だったテンションを抑え、落ち着いて走れていたと評価しています。
デビュー当初から気性の難しさが完全に解消されたわけではありませんが、競馬を経験する中で、気持ちを落ち着かせられる場面が増えてきたことがわかります。
秋華賞前には鹿戸調教師も精神面の成長を評価
2026年10月13日の取材では、鹿戸調教師が春との違いについて「特に精神的にかなり大人になっている」と語っています。
入厩当初から秋華賞前までの変化を整理すると、次のようになります。
| 時期 | 気性・精神面の様子 |
|---|---|
| 入厩当初 | 活発で興奮しやすく、日常の管理にも注意が必要だった |
| 2026年3月・デビュー | 返し馬では興奮したが、レースでは落ち着いていた |
| 2026年4月・春 | 初戦を経験して穏やかさが増し、テンションを抑えられる場面も見られた |
| 2026年10月・秋 | 鹿戸調教師が精神面の成長を評価。ただしイレ込みやすさは引き続き課題 |
春から秋への変化は明らかですが、鹿戸調教師は秋華賞前にもイレ込みやすさを課題として挙げています。
そのため、気性の難しさがなくなったというより、以前より精神面が安定してきた段階と考えるのが自然でしょう。
ラベルセーヌの気性に合わせた鹿戸厩舎の調整方法
2026年10月18日の秋華賞に向けて、鹿戸厩舎はラベルセーヌの気性を考慮した調整を行いました。
ソフトな追い切りでリズムを保つ
秋華賞前の最終追い切りは、10月14日に美浦のウッドチップコースで行われました。
荻野極騎手を背に単走で調整し、6ハロン84秒8、ラスト1ハロン12秒1を記録しています。
もともと気持ちが入りやすい馬のため、無理に負荷をかけず、リズムを重視した内容でした。
荻野騎手も折り合いや余力を残した走りに好感触を示し、鹿戸調教師は落ち着いて良い調教ができたと評価しています。
強い負荷をかけることよりも、良い精神状態で本番へ向かうことを意識した調整だったといえます。
京都へ早めに移動して環境に慣らす
秋華賞では初めての関西輸送も控えていたため、陣営は10月15日に京都競馬場へ移動させました。
通常より早めに現地入りし、16日と17日にスクーリングを行う計画です。
スクーリングとは、競馬場の環境や施設に馬を慣れさせる取り組みを指します。
10月16日の報道では、輸送中に多少の渋滞があったものの、到着後に大きな問題は伝えられていません。
レースまでの時間を使い、初めての環境に少しずつ慣らしていく方針が取られています。



追い切りでは負荷を調整し、輸送では慣れる時間を確保。気性に合わせて準備していることがわかりますね。
ラベルセーヌの気性から見える特徴を考察
ここからは、公開されている鹿戸調教師や荻野極騎手のコメントをもとにした筆者の考察です。
ラベルセーヌの気性で注目したいのは、「興奮しやすいこと」と「落ち着いて行動できること」は、必ずしも矛盾しないという点です。
競走馬の性格を考えるとき、興奮しやすい馬は扱いが難しく、おとなしい馬は安定していると捉えがちです。
しかし、刺激に強く反応することと、その後に気持ちを落ち着かせられることは、別の特徴ではないでしょうか。
例えば、レース前に興奮する馬でも、走り始めると余計な力みが減る場合があります。反対に、普段はおとなしくても、慣れない状況で気持ちが高ぶる馬もいるでしょう。
つまり、興奮の強さだけでなく、その状態がどれほど続くのか、落ち着きを取り戻せるのかという視点も大切だと考えます。
ただし、ラベルセーヌ自身が気持ちを切り替えられるようになったのか、騎手や厩舎の働きかけによって落ち着けているのかは、公開情報だけでは断定できません。
今後も注目したいのは、単におとなしい馬になるかどうかではなく、初めての環境や刺激の多い場面でも、自分のリズムを保てるようになるかという点です。
ラベルセーヌの精神面の成長は、活発な個性が消えていくことではなく、その個性とうまく付き合えるようになる過程なのかもしれません。
ラベルセーヌの気性に関するよくある質問
- ラベルセーヌに愛称やあだ名はありますか?
-
2026年10月時点で、厩舎や馬主が公表している固定の公式愛称は確認できません。
競馬メディアでは「お転婆ムスメ」と表現されたことがありますが、これは性格を表す呼び方であり、公式の愛称ではありません。
- ラベルセーヌのデビューが遅かったのはなぜですか?
-
ラベルセーヌは2026年3月8日にデビューしました。
鹿戸調教師によると、デビュー前は体質面に弱さがあり、馬体も十分にしっかりしていませんでした。
2025年夏にはゲート試験に合格していましたが、イレ込みやすい面も考慮し、焦らず調整を進めてきたといいます。
デビューが遅くなった背景には、体質面と気性面の両方への配慮があったことがわかります。
まとめ|ラベルセーヌはお転婆な性格から精神面の成長を見せた牝馬
ラベルセーヌは、やんちゃで気が入りやすい性格を持ちながら、実戦経験を重ねて精神面の成長を見せている牝馬です。
鹿戸厩舎では、馬房での安全対策や生活環境の工夫を行い、その特徴に合わせて管理してきました。
2026年秋には春より落ち着きが増したと評価され、秋華賞へ向けても慎重な調整が続けられています。
活発な個性を持つラベルセーヌが、今後どこまで精神面の安定を身につけていくのか。
その成長過程にも注目したいところです。
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※本記事は執筆時点の公開情報をもとに作成しています。関係者コメントや競馬メディアの厩舎レポートを参考にしており、気性についての考察は筆者の見解です。今後の競走成績を予測するものではありません。
出典・参考資料
- JRA「競走馬情報 ラベルセーヌ」
- ラジオNIKKEI「フローラS 美浦レポート ラベルセーヌ 鹿戸雄一調教師」
- サンケイスポーツ/ウマニティ「フローラS われかく戦う 鹿戸雄一調教師」
- 優馬JAPAN「鹿戸厩舎のラベルセーヌに関する厩舎レポート」
- netkeiba/スポーツ報知「フローラS ラベルセーヌの荻野極騎手コメント」
- netkeiba/スポーツ報知「秋華賞 ラベルセーヌの精神面の成長」
- サンケイスポーツ/ウマニティ「秋華賞 ラベルセーヌの最終追い切り」
- netkeiba/スポーツ報知「秋華賞 ラベルセーヌの京都入り」
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ラベルセーヌの脚質や血統については、それぞれの関連記事で詳しく紹介します。




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