トロヴァトーレの脚質は、中団から後方で脚をため、直線で伸びる差しタイプです。
2026年の東京新聞杯では10番手付近、続くエプソムカップでも中団から運んで勝利しました。
一方で、過去には好位から勝った実績もあり、常に後ろから運ぶ馬というわけではありません。
本記事では、トロヴァトーレの通過順位や上がりタイムをもとに、現在の基本脚質、これまでの位置取りの変化、代表レースでの立ち回り、末脚の特徴を整理します。
この記事でわかること
- トロヴァトーレの現在の基本的な脚質
- デビュー当初から現在までの位置取りの変化
- 東京新聞杯・エプソムカップでの立ち回り
- 上がりタイムから分かる末脚の特徴
- 好位からも競馬ができる位置取りの幅
トロヴァトーレの脚質は?基本は中団・後方から運ぶ差しタイプ
現在のトロヴァトーレは、中団から後方で脚をため、直線で伸びる差しタイプと考えるのが分かりやすいでしょう。
近走では無理に前の位置を取りに行かず、自分のリズムで運んで終盤に勝負するレースが目立っています。
近走は中団から後方で運ぶ競馬が中心
近年の主なレースを見ると、後方寄りの位置から結果を残していることが分かります。
| レース | 通過順位 | 着順 |
|---|---|---|
| ダービー卿CT(2025) | 9-6-8 | 1着 |
| 京都金杯(2026) | 14-15 | 4着 |
| 東京新聞杯(2026) | 10-9 | 1着 |
| エプソムカップ(2026) | 8-9-9 | 1着 |
※通過順位は、各コーナーを通過した際のおおよその位置を表します。
特に東京新聞杯とエプソムカップでは、中団より後ろから運んで勝利しています。
近走の通過順位からは、前半で無理に位置を取りに行くより、道中で脚をためる形が現在の基本になっていることが分かります。
最後方から追い込むタイプとは少し違う
差し馬と聞くと、最後方付近まで下げて直線だけで勝負する姿を想像するかもしれません。
ただし、トロヴァトーレは毎回極端に後ろへ下がるわけではありません。
中団付近からも運べるうえ、過去には好位から結果を残した実績があります。
そのため、典型的な追い込み馬というより、中団から後方を基本とする差し馬と見る方が実績に合っています。

極端に後ろへ下げるのではなく、末脚を生かせる位置から運ぶ差しタイプなのですね。
トロヴァトーレの位置取りはどう変化した?
トロヴァトーレは、デビュー当初から現在まで同じ位置取りで競馬をしてきたわけではありません。
時系列で通過順位を追うと、中団から運ぶ時期、好位から結果を残した時期を経て、近年は再び後ろで脚をためる競馬が増えています。
2歳時は中団で運ぶ競馬からスタート
2歳時の新馬戦では「4-4-4-4」、葉牡丹賞では「5-5-5-6」という通過順位でした。
デビュー直後から逃げや先行一辺倒ではなく、中団付近で運ぶ競馬を経験しています。
クラシック期も中位から運ぶ形が中心
3歳時の弥生賞では「5-5-5-6」、青葉賞では「6-7-5-5」で運びました。
この時期も極端に後ろへ下げるのではなく、中団付近でレースを進めています。
条件戦では好位から勝つ競馬も経験
その後は、前目の位置から結果を残したレースもあります。
芦ノ湖特別では「2-3」、秋風ステークスでは「3-3-3」、ニューイヤーステークスでは「2-4-3」と、いずれも好位から勝利しました。
この実績から、トロヴァトーレは後ろからしか競馬ができない馬ではないことが分かります。
近走は後ろで脚をためる形が増えている
一方、近走では京都金杯の「14-15」、東京新聞杯の「10-9」、エプソムカップの「8-9-9」と、以前より後方寄りから運ぶケースが増えています。
現在は前へ行くことよりも、道中で脚をためて終盤に勝負する形が中心になっています。
| 時期 | 位置取りの傾向 | 特徴 |
|---|---|---|
| 2歳 | 中団 | 4~6番手付近から運ぶ |
| 3歳クラシック期 | 中団 | 5~7番手付近が中心 |
| 条件戦~OP | 好位にも対応 | 2~4番手付近から勝利実績あり |
| 近走 | 中団~後方 | 脚をためて終盤に勝負する形が中心 |



ずっと後方一辺倒だったのではなく、キャリアの中でさまざまな位置から競馬を経験していることが分かりますね。
東京新聞杯・エプソムカップで見せた差し競馬
現在のトロヴァトーレの脚質を知るうえで分かりやすいのが、2026年の東京新聞杯とエプソムカップです。
この章では、時計ではなくどの位置からどのように結果を残したのかに注目します。
東京新聞杯は10番手付近から差し切り
東京新聞杯では、道中「10-9」と後方寄りでレースを進めました。
前半から位置を押し上げるのではなく、道中は後ろで運び、最後の直線で前を捉えて1着。
現在の「脚をためて終盤に勝負する形」が分かりやすく表れた一戦です。
エプソムカップは中団から勝利
続くエプソムカップでは、「8-9-9」と東京新聞杯より少し前の中団付近から運びました。
そこから直線で前へ進出し、1着でゴールしています。
東京新聞杯とスタート後の位置は異なりますが、道中で無理に前へ行かず、終盤に勝負するという点は共通しています。
| レース | 通過順位 | 結果 |
|---|---|---|
| 東京新聞杯 | 10-9 | 1着 |
| エプソムカップ | 8-9-9 | 1着 |



位置取りは少し違っても、道中で脚をためて最後に勝負する形は共通していますね。
トロヴァトーレの末脚は?上がりタイムから見る特徴
トロヴァトーレの脚質を語るうえで欠かせないのが、直線で見せる速い上がりです。
近走では複数のレースで32秒台後半から33秒台前半の上がりを記録しています。
※上がり3ハロンとは、レース最後の600mを走ったタイムで、終盤の脚の速さを見る際によく使われる指標です。
近走で33秒台前半の上がりを記録
新潟日報賞では上がり32秒9、京都金杯では33秒2、東京新聞杯では33秒1、エプソムカップでは33秒0を記録しています。
| レース | 上がり3F |
|---|---|
| 新潟日報賞 | 32.9秒 |
| 京都金杯 | 33.2秒 |
| 東京新聞杯 | 33.1秒 |
| エプソムカップ | 33.0秒 |
単発ではなく、複数のレースで速い上がりを記録していることから、終盤でスピードを上げられることが現在の大きな武器だと分かります。
上がり時計だけで「瞬発力型」と決めつけない
ただし、上がりタイムはレース全体のペースや馬場状態、位置取りによって変わります。
そのため、32秒台や33秒台という数字だけから「瞬発力だけの馬」と判断するのは適切ではありません。
トロヴァトーレは過去に好位から結果を残し、現在は中団から後方でも速い脚を使っています。
これらを合わせると、末脚の特徴は「最後方から一瞬だけ切れる」というより、道中で脚を残し、直線でしっかり加速できることにあると考えられます。
通過順位から見えるトロヴァトーレの脚質の強みを考察
ここからは、これまでの通過順位や上がりタイムを比較した本記事での考察です。
トロヴァトーレの脚質で興味深いのは、現在は差し競馬を基本としながら、過去には好位からも結果を残していることです。
近走だけを見ると、中団から後方へ控えて直線で伸びる差し馬という印象が強くなります。
しかし、キャリア全体を見ると、芦ノ湖特別や秋風ステークス、ニューイヤーステークスでは前目の位置から勝利しています。
つまり、トロヴァトーレは後方へ下げなければ持ち味を出せない馬ではないということです。
一方で、近走では中団から後方へ控える形で結果が出ているため、「どこからでも同じように走れる完全な自在型」とまでは言わない方が実績に沿っています。
現在は差しを基本にしながら、必要であれば好位からも運べる「幅のある差し型」。
これが、これまでの通過順位から見たトロヴァトーレの脚質に最も近い捉え方ではないでしょうか。



現在は差しが基本ですが、好位でも結果を残せる点にトロヴァトーレの脚質の幅がありますね。
トロヴァトーレの脚質に関するよくある質問
- トロヴァトーレは差し馬ですか?
-
現在は、中団から後方で脚をためて直線で伸びる差し競馬が基本です。
東京新聞杯やエプソムカップでも中団より後ろから運んで勝利しています。
- トロヴァトーレは逃げたことがありますか?
-
今回確認した競走成績では、通過順位1番手で逃げる形は確認できません。
一方、過去には2~3番手付近の好位から勝った実績があります。
- トロヴァトーレは好位からも競馬ができますか?
-
はい。芦ノ湖特別では「2-3」、秋風ステークスでは「3-3-3」、ニューイヤーステークスでは「2-4-3」と、前目から勝利しています。
ただし、近走では中団から後方で脚をためる競馬が中心です。
まとめ|トロヴァトーレは末脚と位置取りの幅を持つ差しタイプ
トロヴァトーレの脚質を通過順位から見ると、現在は中団から後方で脚をため、直線で伸びる差しタイプであることが分かります。
近走では後方寄りの位置から結果を残す一方、過去には好位から勝った実績もあります。
さらに、複数のレースで32秒台後半から33秒台前半の上がりを記録しており、終盤のスピードも大きな武器です。
差しを基本にしながら、前目からも運べる位置取りの幅を持っていること。
そこが、トロヴァトーレの脚質を見るうえで注目したい特徴です。
【応援のその先へ】一頭でも多くの馬が幸せな未来を歩めるように
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そんな彼らが現役を退いたあとも、穏やかで幸せな時間を過ごせる場所を守ることは、競馬を愛する私たちにできる大切な「恩返し」だと考えています。
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※本記事は、公開されている競走成績・通過順位・上がりタイムをもとに作成しています。「位置取りの幅」「脚質の特徴」などには、複数レースを比較した筆者の考察を含みます。
出典・参考資料
- JRA「競走馬情報 トロヴァトーレ」
- netkeiba「トロヴァトーレ 競走成績」
【トロヴァトーレをもっと知ろう】
トロヴァトーレの気性や血統については、関連記事で詳しく紹介しています。




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