アドマイヤズームの脚質は、2~4番手付近の好位・先行を基本に、前方から直線の勝負につなげるタイプです。
デビューからの通過順位を見ると、後方に構えるレースはほとんどなく、前方のポジションから運ぶ形が続いています。
朝日杯フューチュリティステークスでは2番手からGI制覇。ニュージーランドトロフィーでは4番手付近から2着、マイラーズカップでは再び2番手から勝利しました。
本記事では、アドマイヤズームの通過順位や上がりタイムをもとに、基本的な脚質、得意な位置取り、末脚の特徴、そこから見えてくる強みを整理します。
この記事でわかること
- アドマイヤズームの基本的な脚質
- 過去のレースで多い位置取り
- 逃げ馬・差し馬のどちらに近いのか
- 上がりタイムから見える末脚の特徴
- 通過順位から考える脚質の強み
アドマイヤズームの脚質は?基本は好位・先行タイプ
アドマイヤズームは、これまでの通過順位から見ると好位・先行型に分類するのが最も自然です。
特に目立つのが、2~4番手付近で運ぶレースの多さです。
2~4番手付近から運ぶレースが中心
デビュー戦では「2-4」、未勝利戦では「2-2」。
GIの朝日杯フューチュリティステークスでも「2-2」と、早い段階から前方の位置を取る競馬を続けています。
その後もニュージーランドトロフィーが「4-4-3」、NHKマイルカップが「3-2」、マイラーズカップが「2-2」と、大きく後方へ下がるレースは見られません。
| レース | 通過順位 | 位置取りの特徴 |
|---|---|---|
| 新馬戦 | 2-4 | 前方から運ぶ |
| 未勝利戦 | 2-2 | 2番手をキープ |
| 朝日杯FS | 2-2 | 2番手から勝利 |
| NZT | 4-4-3 | 少し控えて運ぶ |
| NHKマイルC | 3-2 | 先団を維持 |
| マイラーズC | 2-2 | 2番手から勝利 |
※通過順位は、各コーナーを通過した際のおおよその位置を表します。
こうして並べると、アドマイヤズームはレースが変わっても前方のポジションを確保する形が大きく崩れていないことが分かります。

単に前へ行くというより、2~4番手付近がアドマイヤズームの得意なポジションになっていますね。
逃げるより前を見ながら運ぶタイプ
前方から運ぶことが多いアドマイヤズームですが、自らハナを切ってレースを引っ張る形が基本ではありません。
これまでの主なレースでは、2番手や3番手付近から前を走る馬を見る形が中心です。
そのため、典型的な逃げ馬というよりも、前方の好位置を確保して直線の勝負につなげる先行・好位タイプと捉えると分かりやすいでしょう。
アドマイヤズームは位置取りの変化が少ない
アドマイヤズームの通過順位で注目したいのは、デビューから現在まで得意な位置が大きく変わっていない点です。
成長とともに後方から前方へ脚質転換した馬とは異なり、早い段階から2~4番手付近で運ぶ形が定着しています。
2番手が最も多く見られるポジション
未勝利戦、朝日杯フューチュリティステークス、マイラーズカップでは、いずれも「2-2」で運んでいます。
相手関係やレースの格が変わっても同じ位置から結果を残していることから、2番手付近はアドマイヤズームにとって走りやすいポジションのひとつと考えられます。
4番手まで控えても対応できる
一方、ニュージーランドトロフィーでは「4-4-3」と、それまでより少し後ろから運びました。
それでも2着に入っているため、必ず2番手を取らなければならないタイプではありません。
ただし、4番手はあくまで好位の範囲です。
後方まで下げて末脚勝負に徹したわけではなく、基本となる前方のポジションは維持しています。
| 位置取り | 主なレース | 特徴 |
|---|---|---|
| 2番手 | 未勝利戦・朝日杯FS・マイラーズC | 最も多く見られる形 |
| 3番手付近 | NHKマイルC | 先団の位置を維持 |
| 4番手付近 | NZT | 少し控えても対応 |



大きく脚質を変えたというより、好位の中で位置を調整しながら走っている馬なんですね。
アドマイヤズームの末脚は?上がりタイムから見る特徴
アドマイヤズームは先行することが多い馬ですが、前につけるだけで終わるタイプではありません。
朝日杯フューチュリティステークスでは2番手から上がり3ハロン33秒6、マイラーズカップでは同じく2番手から33秒3を記録しています。
※上がり3ハロンとは、レース最後の600mを走ったタイムで、末脚の速さを見る際によく使われる指標です。
前方からでも終盤の脚を残せる
先行馬は前方の位置を取るため、レース序盤からある程度の脚を使います。
その中でアドマイヤズームは、好位を確保しながら直線でも速い上がりを使ったレースがあります。
そのため末脚の特徴は、後方から一気に差し切るタイプというより、好位置で運びながら直線まで脚を残し、そこから伸びるタイプと整理するのが近いでしょう。
ただし、上がりタイムはレースのペースや馬場状態によって変わります。
33秒台という数字だけで瞬発力型と決めるのではなく、前方の位置から速い上がりを使っていることに注目すると、アドマイヤズームの特徴が見えやすくなります。
通過順位から見えるアドマイヤズームの脚質の強みを考察
ここからは、公開されている通過順位やレース結果を比較した本記事での考察です。
アドマイヤズームの脚質で興味深いのは、単に「前へ行けること」ではなく、レースが変わっても2~4番手付近という自分の得意な範囲に収まっていることではないでしょうか。
強みは位置取りの「再現性」
コースや相手が変われば、同じ馬でも位置取りが大きく変わることがあります。
その中でアドマイヤズームは、これまでの主なレースで極端に後方へ置かれず、好位から競馬を進めています。
未勝利戦、朝日杯フューチュリティステークス、マイラーズカップでは2番手。NHKマイルカップでは3番手付近、ニュージーランドトロフィーでも4番手付近です。
この結果から見ると、アドマイヤズームの特徴は「どこまで前へ行けるか」よりも、「自分が走りやすい好位置を繰り返し確保できていること」にあるように感じます。
「自在型」より「幅のある好位先行型」
ニュージーランドトロフィーでは4番手付近からも結果を残しているため、好位の中では一定の位置取りの幅があります。
一方、これまで後方から追い込む競馬を基本としてきたわけではありません。
そのため現時点では、どの位置からでも同じように走れる「自在型」というより、2~4番手付近を中心に位置を調整できる好位先行型と捉える方が、実際の戦績に沿っています。
今後のレースでも、スタート後に得意な好位置へ収まり、直線まで脚を残せるかが注目ポイントになりそうです。



派手に脚質を変える馬ではなく、「いつもの好位置」を取れる安定感にアドマイヤズームらしさがありますね。
アドマイヤズームの脚質に関するよくある質問
- アドマイヤズームは逃げ馬ですか?
-
逃げ馬というより、先頭の馬を見る形で進める好位・先行タイプです。
これまでの主なレースでは2~4番手付近から運ぶケースが多く、自らハナを切らなくても結果を残しています。
- アドマイヤズームは差す競馬もできますか?
-
ニュージーランドトロフィーでは普段より少し後ろの4番手付近から運び、2着に入りました。
ただし、後方待機から直線だけで差す競馬はこれまでの基本形ではありません。現時点では、好位の範囲で位置を調整できる先行型と見るのが近いでしょう。
まとめ|アドマイヤズームは2~4番手を得意とする好位先行型
アドマイヤズームの脚質を過去の通過順位から見ると、2~4番手付近を中心に運ぶ好位・先行タイプです。
自らハナを切る逃げ馬ではなく、前方の好位置から直線へつなげる競馬を得意としています。
また、朝日杯フューチュリティステークスでは上がり33秒6、マイラーズカップでは33秒3を記録しており、前につけながら終盤の脚も残せる点が特徴です。
さらにニュージーランドトロフィーでは4番手付近から2着に入り、好位の中で位置を調整できる幅も見せています。
今後アドマイヤズームを見る際は、得意とする2~4番手付近を確保できているか、そこからどのように直線へつなげるかに注目すると、その脚質の特徴をより楽しめるでしょう。
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※本記事は、公開されている競走成績・通過順位・上がりタイムをもとに作成しています。「位置取りの再現性」「脚質の強み」などには、複数レースを比較した筆者の考察を含みます。
出典・参考文献
- JRA「競走馬情報 アドマイヤズーム」
- netkeiba「アドマイヤズーム 競走成績」
【アドマイヤズームをもっと知ろう】
アドマイヤズームの気性や血統については、関連記事で詳しく紹介しています。




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