エンブロイダリーの気性は?普段は穏やかで競馬では闘争心を見せる性格

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エンブロイダリーの気性をイメージした2頭の馬

競走馬を応援していると、レースでの強さだけでなく「普段はどんな性格?」「厩舎ではどんな様子なの?」と気になることがあります。

エンブロイダリーは、美浦・森一誠厩舎に所属するシルクレーシングの牝馬です。2025年に桜花賞・秋華賞を制し、2026年のヴィクトリアマイルではGⅠ3勝目を挙げました。

そんなエンブロイダリーの気性を関係者のコメントから追っていくと、馬房では比較的扱いやすい一方、競馬では強い闘争心を見せるという特徴が見えてきます。

さらに、2歳時には気持ちが高ぶりやすい面があったものの、レース経験を重ねるにつれて精神面も成長。現在は、その前向きさをより上手にコントロールできるようになってきたことがうかがえます。

本記事では、森一誠調教師や担当する及川厩務員、騎手のコメントを中心に、エンブロイダリーの気性・性格、厩舎エピソード、あだ名やかわいい一面について紹介します。

この記事でわかること

  • エンブロイダリーの気性や性格
  • 普段と競馬で見せる性格の違い
  • 2歳時から4歳までの精神面の成長
  • 森一誠厩舎や及川厩務員とのエピソード
  • エンブロイダリーのあだ名やかわいい一面
  • エンブロイダリーは気性難なのか
  • 関係者コメントから考える気性面の強み
目次

エンブロイダリーの気性は?普段は扱いやすく競馬では闘争心を見せるタイプ

エンブロイダリーの気性を知るうえで象徴的なのが、担当する及川厩務員が桜花賞後に語った言葉です。

普段の馬房での様子と、競馬で見せる姿には明確な違いがあります。

馬房ではボーッとしていて扱いやすい

2025年の桜花賞を制した翌朝、及川厩務員はエンブロイダリーについて、馬房ではボーッとしていて扱いやすいという趣旨のコメントを残しています。

常に神経を張りつめているタイプではなく、普段は比較的リラックスして過ごせる馬であることがうかがえます。

一方、競馬になると別の一面が表れます。

「カッカするところ」が勝負根性につながる

及川厩務員は同じ取材で、エンブロイダリーには「カッカするところ」があり、それが勝負根性につながっているのではないかという見方も示しています。

桜花賞ではアルマヴェローチェとのクビ差の接戦を制しました。JRA公式記録でも、雨の中で行われたレースを力強く差し切ってGⅠ初制覇を果たしたことが確認できます。

つまりエンブロイダリーは、単に「おとなしい馬」というより、

普段は力を抜いて過ごせる一方、勝負になると気持ちが前へ向くタイプ

と考えると分かりやすいでしょう。

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場面気性の特徴関係者コメントから分かること
馬房比較的穏やか扱いやすく普段は力を抜ける
競馬気持ちが高まりやすい前向きさが強く出る
競り合い闘争心を発揮気の強さが勝負根性につながることがある

馬房ではボーッとしているのに、競馬になると負けん気を見せる。このギャップがエンブロイダリーらしいですね。

エンブロイダリーは精神面も成長|2歳から4歳までの変化

エンブロイダリーは、若い頃から現在と同じように落ち着いていたわけではありません。

関係者のコメントを時系列で追うと、気持ちが高ぶりやすかった2歳時から、GⅠの大舞台でも落ち着いて臨める馬へ成長してきた過程が見えてきます。

2歳時はゲート内でテンションが高くなる面があった

森一誠調教師は2025年のオークス前、2歳時のエンブロイダリーについて、ゲート内でテンションが高くなったり、気持ちが高ぶったりする面があったと振り返っています。

その一方で、年齢やレース経験を重ねるごとに精神面の成長を感じているとも話しています。

若い頃は、自分の気持ちをうまくコントロールしきれない部分が残っていたのでしょう。

桜花賞では初めての栗東滞在に適応

2025年の桜花賞では、美浦所属ながら栗東トレセンに滞在して調整しました。

環境が大きく変わる状況でしたが、森調教師はエンブロイダリーが変化に適応し、スムーズに調教できたことや、レース当日も落ち着いていたことを評価しています。

2歳時に気持ちが高ぶりやすかったことを考えると、知らない環境でも普段の状態を保てたことは精神面の成長を感じさせる材料です。

オークスでは精神状態に難しさも残った

ただし、成長の過程が一直線だったわけではありません。

及川厩務員は秋華賞後、オークス当時について装鞍所で一人では引けないほどだったことに触れ、秋華賞ではそれより精神状態が大きく改善していたと振り返っています。

このエピソードからは、3歳春の段階ではまだ、環境や状況によって気持ちが高ぶる面が残っていたことが分かります。

秋華賞ではゲート入りまで落ち着く

秋華賞では再び栗東に滞在しましたが、及川厩務員は桜花賞時より環境になじむのが早く、テンションも落ち着いていたと話しています。

さらにレース当日もファンファーレからゲート入りまで精神的に落ち着いていたと振り返っています。

ルメール騎手もJRA公式のレース回顧で、エンブロイダリーが冷静に走り、リラックスできていたことを評価しています。

2歳時の「気持ちが高ぶりやすい」という課題から考えると、大きな変化です。

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時期精神面の様子変化
2歳ゲート内などで気持ちが高ぶるまだ幼さが残る
3歳・桜花賞初めての栗東滞在に適応環境変化への対応力が向上
3歳・オークス精神面に難しさが出る場面も成長途中
3歳・秋華賞レース前から落ち着く精神的な安定感が増す
4歳GⅠでも自分のリズムを保つ成長した気性が実戦に表れる

順調な時だけを見るのではなく、オークスでの難しさも含めて追うと、秋華賞での成長がより分かりやすいですね。

GⅠ後でもカイバを食べる!エンブロイダリーのタフな一面

エンブロイダリーには、精神面とは別にレース後の回復力を感じさせるエピソードもあります。

桜花賞の激戦翌朝もカイバを食べる

2025年の桜花賞は雨の中で行われ、エンブロイダリーはクビ差の接戦を制しました。

レース後には疲れた様子も見せていましたが、及川厩務員によると、馬運車の中でもカイバを食べ、翌朝も食欲を見せていました。

厳しいGⅠを走った直後にも食欲が落ちなかったことは印象的です。

秋華賞翌日は普段以上にカイバを完食

秋華賞を制した翌朝には、さらに興味深いエピソードがあります。

及川厩務員によると、普段はカイバを多少残すこともあるエンブロイダリーが、この時はすべて食べたとのこと。

馬運車の中でも落ち着いていたことが伝えられています。

ヴィクトリアマイル後は一度疲れても回復

2026年ヴィクトリアマイルでは、1分30秒9の好時計でGⅠ3勝目を挙げました。

及川厩務員によると、レース直後は暑さと激しい競馬の影響から、珍しいほど疲れた様子を見せていたそうです。

しかし美浦の馬房へ戻るとカイバを食べ、翌日には元気に歩いていました。

「まったく疲れない馬」なのではなく、激戦ではきちんと疲れながらも、その後に食欲を戻して回復できるところにエンブロイダリーのタフさが表れているのでしょう。

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レースレース後の様子
桜花賞疲れを見せながらもカイバを食べる
秋華賞普段は残すこともあるカイバを完食
ヴィクトリアマイル直後は疲労したが、帰厩後は食欲が戻る

GⅠを走った後でもしっかり食べる姿は、たくましいのにどこかかわいらしく感じます。

エンブロイダリーと森一誠厩舎のエピソード

エンブロイダリーを語るうえで欠かせないのが、森一誠厩舎との関係です。

ここでは、エンブロイダリーを支えてきた人たちとのエピソードを紹介します。

森一誠厩舎に初めてのGⅠタイトル

森一誠調教師は2024年に開業しました。

2025年の桜花賞では、エンブロイダリーが森一誠厩舎に初のGⅠタイトルをもたらしました。

その後も秋華賞、2026年ヴィクトリアマイルを制し、厩舎を代表する存在へと成長しています。

及川厩務員が近くで見守る

エンブロイダリーについては、担当する及川厩務員のコメントが多く伝えられています。

馬房での様子、レース後の食欲、輸送時の状態まで、レース映像だけでは分からないエンブロイダリーの姿を知ることができるのも、日々接している担当者の言葉があるからです。

秋華賞後には、ゲート裏でエンブロイダリーの肩をたたきながら声をかけていたことも明かしています。

ファンからもらったお守りを持って秋華賞へ

秋華賞には、少し微笑ましいエピソードもあります。

及川厩務員はレース後、ファンからもらったお守りをポケットに入れていたことを笑顔で明かしています。

もちろん勝利の要因をお守りだけに求めることはできません。

それでも、エンブロイダリーを応援するファンの思いと、日々世話をするスタッフがつながったエピソードとして印象に残ります。

ファンからのお守りを持ってGⅠへ。競走馬を中心に厩舎とファンがつながっているようで素敵なエピソードですね。

エンブロイダリーのあだ名は?かわいい一面も紹介

GⅠ3勝の実績を持つエンブロイダリーですが、ファンからは強さだけでなく「かわいい」という声も見られます。

公式に決められた固定のあだ名は確認できない

JRAの競走馬情報では、エンブロイダリーの馬名意味は「刺繍。母名より連想」と紹介されていますが、公式の愛称は掲載されていません。

現時点で、厩舎や馬主などから広く公表されている固定の公式あだ名も確認できませんでした。

一方、SNSなどでは親しみを込めて「エンブロイダリーちゃん」と呼ぶ投稿が見られます。

そのため記事では、

「公式のあだ名は確認できないが、ファンからは『エンブロイダリーちゃん』と呼ばれることがある」

という表現が適切です。

パドックで見せる姿に「かわいい」という声

実際に競馬場でエンブロイダリーを見たファンからも、かわいいという感想が投稿されています。

クイーンカップ当日のパドックを撮影したファンからは、厩務員に甘えるような姿がかわいかったという感想がありました。

また、秋華賞のパドックを見たファンからは、人に興味を示しているように感じたことや「アイドル」のようだったという感想も投稿されています。

これらはあくまでファン個人が実際に見た時の印象であり、公式に発表された性格ではありません。

ただし、レースで見せる力強い姿とは違う表情に魅力を感じているファンがいることは分かります。

「女王」という実績と、パドックでファンが感じるかわいらしさ。そのギャップも人気の理由の一つかもしれませんね。

エンブロイダリーは気性難?前向きさと気性難は別

エンブロイダリーには「カッカする」「テンションが高かった」といった関係者コメントがあるため、「気性難なの?」と気になる方もいるかもしれません。

しかし、前向きな気性と、競走に支障が出るほどの気性難は同じではありません。

2歳時には気持ちの高ぶりが課題になる場面があり、オークス時にも精神状態に難しさを見せました。

一方で、その後の秋華賞では落ち着いてレースへ向かい、ルメール騎手も「成長して落ち着いてくれた」という趣旨で評価しています。

2026年ヴィクトリアマイルでも、速い流れの中で自分のペースを保ち、ルメール騎手は「マイペースで息も入った」と振り返りました。

したがって現時点では、

「気持ちが強すぎる場面があった馬が、経験を重ねながらそれをコントロールできるようになってきた」

と捉える方が、関係者コメントに沿った見方でしょう。

エンブロイダリーの気性から見える強みを考察

ここまで紹介した内容を踏まえると、エンブロイダリーの精神面で最も興味深いのは、闘争心そのものが弱くなったのではなく、その強い気持ちを競馬の中で扱えるようになってきたことではないでしょうか。

これは関係者が直接そう表現したものではなく、本記事で確認したコメントを時系列で整理したうえでの考察です。

2歳時にはゲート内で気持ちが高ぶることがあり、3歳春のオークスでも精神状態に難しさが出る場面がありました。

一方、及川厩務員が桜花賞後に指摘した「カッカするところ」は、同時に勝負根性の源として評価されています。

つまり、エンブロイダリーにとって前向きな気持ちは、単純に消してしまえばよい性質ではありません。

その強い気持ちを残しながら、

興奮しすぎない

レース前に落ち着ける

走る場面では闘争心を出す

という切り替えができるようになったことが、精神面の成長につながっていると考えられます。

秋華賞ではルメール騎手が「成長して落ち着いてくれた」と評価し、ヴィクトリアマイルでは速い流れの中でも自分のペースを保てました。

この変化を見ると、エンブロイダリーの強みは単なる「おとなしい性格」ではなく、

普段は力を抜き、必要な時には持ち前の闘争心を発揮できる方向へ成長してきたこと

にあるのではないでしょうか。

今後さらに経験を重ねる中で、この精神的なバランスがどのように変化していくのかも注目したいところです。

「おとなしくなった」というより、「強い気持ちを上手に使えるようになった」と考えると、エンブロイダリーの成長がより分かりやすいですね。

エンブロイダリーの気性に関するよくある質問

エンブロイダリーは人懐っこい馬ですか?

関係者から「人懐っこい性格」と明確に公表された情報は確認できません。

ただし、競馬場で撮影したファンからは、厩務員に甘えるような姿や、人に興味を示しているように感じたという感想が投稿されています。

そのため、「人懐っこい」と断定するのではなく、ファンからそのように見える場面があったと紹介するのが適切です。

エンブロイダリーは輸送が苦手ですか?

少なくとも桜花賞や秋華賞後には、及川厩務員から馬運車の中でも落ち着いていたことが伝えられています。

また、栗東滞在にも適応していることから、現時点で輸送や環境変化を極端に苦手としていると判断できる情報は見当たりません。

エンブロイダリーはレース前にテンションが上がりやすい馬ですか?

2歳時にはゲート内で気持ちが高ぶる面があり、オークスでも精神状態に難しさを見せました。

ただし、その後は経験を重ねて落ち着きが増しており、秋華賞ではルメール騎手から精神面の成長を評価されています。

まとめ|エンブロイダリーは闘争心を上手にコントロールできるようになった馬

エンブロイダリーの気性を関係者コメントから追っていくと、普段は比較的扱いやすい一方、競馬では強い闘争心を見せるタイプであることが分かります。

2歳時にはゲート内で気持ちが高ぶる面があり、3歳春にも精神状態が難しくなる場面がありました。

しかし、その後は環境への適応力やレース前の落ち着きが増し、秋華賞ではルメール騎手から精神面の成長を評価されています。

また、桜花賞・秋華賞・ヴィクトリアマイル後に食欲を見せていることからは、激戦から回復していくタフな一面もうかがえます。

エンブロイダリーの場合、成長によって闘争心が消えたのではなく、持ち前の前向きさを必要な場面で発揮できる方向へ精神的に成熟してきたと考えると、その気性の特徴がより分かりやすいでしょう。

一方、ファンの前では「エンブロイダリーちゃん」と呼ばれたり、パドックでの姿をかわいいと感じる声も見られます。

GⅠで見せる強さと、普段やパドックで感じられる親しみやすさ。

その両方を知ることで、エンブロイダリーという競走馬の魅力がさらに深まるのではないでしょうか。

【応援のその先へ】一頭でも多くの馬が幸せな未来を歩めるように

ターフを一生懸命に駆け抜ける馬たちの姿は、私たちに言葉以上の感動と勇気を届けてくれます。

そんな彼らが現役を退いたあとも、穏やかで幸せな時間を過ごせる場所を守ることは、競馬を愛する私たちにできる大切な「恩返し」だと考えています。

一頭でも多くの馬が、輝かしい競走生活のあとも、温かなセカンドキャリアを歩める未来を願っています。

この記事を通じて、引退馬支援の輪が少しでも広がることを心より願っています。

私たちにできる小さな一歩が、一頭でも多くの馬の未来につながります。まずは、できることから始めてみませんか。

※本記事は、公開されている出典・参考資料をもとに作成しています。記事内の考察や評価には筆者の見解を含みます。内容は執筆時点の情報に基づいています。

出典・参考文献

【エンブロイダリーをもっと知ろう】

気性だけでなく、脚質や血統についてもあわせて読むことで、エンブロイダリーの特徴を別の角度から知ることができます。

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