コンジェスタスの血統は、父コントレイル、母キラモサ、母父アラモサという配合です。
父コントレイルは無敗のクラシック三冠馬で、その母系には米国GⅠ馬フォークロアが入っています。
一方、母キラモサ自身も豪州GⅠ・ヴィクトリアレーシングクラブオークスを制した実績馬です。
さらに、コンジェスタスの5代血統表にはクロスが確認されません。
この記事では、コンジェスタスの父系・母系・牝系・兄弟馬・クロスを整理し、血統全体から見える配合の特徴を考察します。
この記事でわかること
- コンジェスタスの父・母・母父
- 父コントレイルと米国GⅠ馬フォークロア
- 母キラモサの豪州GⅠ実績
- アラモサやフレイヤから続く母系
- ワースやトロピカルティーなどの兄弟馬
- 5代クロスなしの意味
- 異父兄弟の配合比較から見える特徴
コンジェスタスの血統は?父コントレイル×母キラモサ
コンジェスタスの血統を整理すると、父はコントレイル、母はキラモサ、母父はアラモサです。
主な祖先を表にまとめました。
| 関係 | 馬名 |
|---|---|
| 父 | コントレイル |
| 父父 | ディープインパクト |
| 父母 | ロードクロサイト |
| 父母父 | アンブライドルズソング |
| 父母母 | フォークロア |
| 母 | キラモサ |
| 母父 | アラモサ |
| 母母 | フレイヤ |
父側には日本の三冠馬ディープインパクトと、米国で実績を残した牝馬フォークロアが入っています。
母側にはニュージーランドで発展した血統が入り、キラモサ自身も豪州でGⅠを制しました。
父母それぞれに海外の実績馬がいることが、この配合の特徴です。

父コントレイルだけでなく、母キラモサ自身もGⅠを勝っているところが印象的ですね。
父コントレイルはディープインパクト×ロードクロサイト
コンジェスタスの父コントレイルは、2020年に皐月賞、日本ダービー、菊花賞を無敗で制した三冠馬です。
2021年にはジャパンカップも勝利し、GⅠ5勝を挙げました。
父父ディープインパクトからサンデーサイレンスへ
コントレイルの父はディープインパクトです。
その父系は、
コンジェスタス → コントレイル → ディープインパクト → サンデーサイレンス
とつながります。
ディープインパクトも2005年に無敗の三冠を達成しており、コントレイルは父子で無敗三冠という実績を残しました。
コンジェスタスは、このサンデーサイレンスへ続く父系を受け継いでいます。
父母ロードクロサイトには米国血統が入る
コントレイルの母ロードクロサイトは、米国生まれの牝馬です。
その父アンブライドルズソングは、米国のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルなどを制したGⅠ馬です。
さらに父系をたどると、アンブライドルド、ファピアノを経てミスタープロスペクターへと続きます。
コントレイルの血統は、ディープインパクトだけでなく、母ロードクロサイトを通じて米国の血統にもつながっていることが分かります。
父方の曽祖母フォークロアは米国GⅠ馬
ロードクロサイトの母がフォークロアです。
コンジェスタスから見ると、父方の曽祖母にあたります。
フォークロアは2005年にブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズとメイトロンステークスを制した米国GⅠ馬です。
同年には米国の最優秀2歳牝馬にも選ばれました。
フォークロアの父はティズナウ、母はコントライヴです。
父コントレイルの母系には、こうした米国の2歳GⅠで実績を残した牝馬が入っています。



コントレイルの父系だけでなく、ロードクロサイトから続く母系にも注目したいですね。
母キラモサは豪州GⅠ・ヴィクトリアレーシングクラブオークスの勝ち馬
コンジェスタスの母キラモサは、2010年にニュージーランドで生まれた鹿毛の牝馬です。
現役時代は海外18戦4勝を挙げ、豪州の重賞でも活躍しました。
キラモサは豪州GⅠとGⅡを制覇
キラモサの代表的な勝利は、2013年のヴィクトリアレーシングクラブオークスです。
豪州の3歳牝馬による芝2500mのGⅠ競走で優勝しました。
主な重賞実績をまとめると、次のとおりです。
| 年 | レース | 格 | 着順 |
|---|---|---|---|
| 2013年 | ヴィクトリアレーシングクラブオークス | GⅠ | 1着 |
| 2013年 | ウェイクフルステークス | GⅡ | 1着 |
| 2015年 | ベンディゴカップ | GⅢ | 3着 |
キラモサは繁殖入り前に、自身が豪州GⅠを勝つだけの競走実績を持っていたことが分かります。
母父アラモサはオライリーの産駒
コンジェスタスの母父アラモサは、ニュージーランド生まれのGⅠ馬です。
その父系をたどると、
アラモサ → オライリー → ラストタイクーン
へとつながります。
ラストタイクーンの父はトライマイベストで、さらにノーザンダンサーへと続きます。
つまり母キラモサの父側には、ノーザンダンサーにつながる血統が入っています。
母母フレイヤにはデインヒルの血が入る
キラモサの母フレイヤは、父ダンスク、母オルガズパルという血統です。
ダンスクの父はデインヒルで、その父がダンジグです。
一方、オルガズパルの父ストレートストライクは、ミスタープロスペクターの産駒です。
このように母側には、アラモサの父系とは別に、デインヒルやミスタープロスペクターへつながる流れも含まれています。
コンジェスタスの牝系と兄弟・近親馬
コンジェスタスの母系は、フレイヤからキラモサへとつながるファミリーナンバー27-aに属します。
キラモサは日本で繁殖牝馬となり、異なる種牡馬との間に産駒を送り出しています。
ワースやトロピカルティーなどの兄弟馬
netkeibaの牝系図で確認できる、キラモサの主な産駒は次のとおりです。
| 馬名 | 生年 | 父 |
|---|---|---|
| アドマイヤミモザ | 2017年 | ハーツクライ |
| チュウワダンス | 2019年 | ハーツクライ |
| キラモサの2020 | 2020年 | ロードカナロア |
| トロピカルティー | 2021年 | リアルスティール |
| ワース | 2022年 | キズナ |
| コンジェスタス | 2023年 | コントレイル |
| ルージュアデレード | 2024年 | サートゥルナーリア |
※2026年10月時点の牝系図をもとに作成。馬名が登録されていない産駒は、血統データベース上の表記を使用しています。
いずれも母キラモサを共有していますが、父は異なります。
そのためコンジェスタスとは、異父兄弟・異父姉妹の関係です。
アドマイヤミモザから次の世代へ広がる
コンジェスタスの姉アドマイヤミモザは、繁殖牝馬としても産駒を送り出しています。
その産駒には、ロードカナロアを父に持つスウィフトミモザやセレニティマリンがいます。
コンジェスタスから見ると、スウィフトミモザは姪、セレニティマリンは甥にあたります。
母キラモサから続く牝系が、姉妹を通じて次の世代にも広がっていることが分かります。



同じ母から生まれていても、父はさまざま。兄弟の血統を比べる面白さがありますね。
コンジェスタスの5代血統表にクロスはない
コンジェスタスの5代血統表では、同じ祖先が複数回登場するクロスは確認されません。
netkeibaでも「5代目までに生じたクロス」は「なし」と表示されています。
5代クロスなしとはどういう意味?
クロスとは、血統表の中で同じ祖先が複数回登場することを指します。
例えば、ある祖先が父側の4代前と母側の3代前に入っていれば、「4×3」と表します。
コンジェスタスの場合、5代前までの血統表には、そのような祖先の重複がありません。
ただし、さらに遠い世代まで含めて共通の祖先がいないという意味ではありません。
クロスの有無だけで競走能力は決まらない
血統分析では、特定の祖先を重ねるクロスが注目されることがあります。
しかし、クロスがあるから能力が高い、クロスがないから気性が穏やかになるといった単純な関係ではありません。
競走能力には複数の遺伝的要因や育成環境などが関係します。
コンジェスタスについても、5代クロスなしという特徴を、血統の構造を理解する材料の一つとして見ることが適切でしょう。
血統全体から見えるコンジェスタスの特徴を考察
ここからは、公開されている血統表と牝系図を比較した筆者の考察です。
コンジェスタスの配合で興味深いのは、父方と母方の実績牝馬の位置関係に加え、同じ母から生まれた兄弟馬の父系を比較できることです。
父方と母方では実績牝馬の位置が異なる
父コントレイルの母系には米国GⅠ馬フォークロア、母側には豪州GⅠ馬キラモサがいます。
ここで注目したいのは、単にGⅠ馬が複数いることではありません。
フォークロアはコンジェスタスから見て父方の曽祖母ですが、キラモサは母そのものです。
つまり、父側では母系をさかのぼった位置に、母側では直接の親に、GⅠ実績を持つ牝馬がいるという構造です。
そのため、父コントレイルの競走実績だけでなく、キラモサ自身がどのような競走馬だったのかを確認することで、配合の背景をより立体的に捉えられます。
父側の曽祖母と母自身では世代が異なるため、両者を同じ位置の祖先として扱わずに見ることも大切です。
同じディープインパクト産駒でも母系は異なる
もう一つ注目したいのが、母キラモサに配合された種牡馬の違いです。
トロピカルティーの父リアルスティール、ワースの父キズナ、コンジェスタスの父コントレイルは、いずれもディープインパクト産駒です。
しかし、この3頭の種牡馬は、母系がそれぞれ異なります。
| 種牡馬 | 父 | 母 |
|---|---|---|
| リアルスティール | ディープインパクト | ラヴズオンリーミー |
| キズナ | ディープインパクト | キャットクイル |
| コントレイル | ディープインパクト | ロードクロサイト |
3頭は父ディープインパクトを共有していますが、母が違うため、それぞれが持つ祖先の組み合わせも異なります。
コンジェスタスの場合は、コントレイルの母ロードクロサイトを通じて、アンブライドルズソングやフォークロアの血統が加わっています。
そのため、同じディープインパクト系の種牡馬を父に持つ兄弟でも、父となる種牡馬の母系まで比較することで、配合の違いが見えてきます。
ただし、こうした配合が選ばれた意図や、兄弟馬の能力差の理由まで血統表だけで断定することはできません。
また、コンジェスタスには5代以内のクロスがありませんが、それだけで配合の価値を判断するのも適切ではないでしょう。
共通するディープインパクトの血統と、それぞれ異なる母系の組み合わせを分けて見ること。
この視点が、コンジェスタスならではの血統構成を理解するうえで重要だと考えられます。



父が同じディープインパクト産駒でも、その母系は別々。種牡馬の母までたどると、配合の違いが見えてきますね。
コンジェスタスの血統に関するよくある質問
- コンジェスタスはコントレイルの初年度産駒ですか?
-
はい。コンジェスタスは2023年生まれで、コントレイルの初年度産駒にあたります。
- コンジェスタスの生産牧場はどこですか?
-
北海道安平町のノーザンファームで生産されました。
まとめ|コンジェスタスは日米豪の実績馬につながる血統
コンジェスタスの血統は、父コントレイル、母キラモサ、母父アラモサという配合です。
父コントレイルは無敗の三冠馬で、その母系には米国GⅠ馬フォークロアが入っています。
一方、母キラモサ自身も豪州GⅠを制した実績馬です。
また、ワースやトロピカルティーなどの異父兄弟がおり、5代血統表にはクロスが確認されません。
父コントレイルの母系と、母キラモサの競走実績・繁殖歴を合わせて見ることが、この配合を理解するうえでの重要なポイントです。
【応援のその先へ】一頭でも多くの馬が幸せな未来を歩めるように
ターフを一生懸命に駆け抜ける馬たちの姿は、私たちに言葉以上の感動と勇気を届けてくれます。
そんな彼らが現役を退いたあとも、穏やかで幸せな時間を過ごせる場所を守ることは、競馬を愛する私たちにできる大切な「恩返し」だと考えています。
一頭でも多くの馬が、輝かしい競走生活のあとも、温かなセカンドキャリアを歩める未来を願っています。
この記事を通じて、引退馬支援の輪が少しでも広がることを心より願っています。
私たちにできる小さな一歩が、一頭でも多くの馬の未来につながります。まずは、できることから始めてみませんか。


※本記事は、2026年10月までに公開された血統表、牝系図、競走馬情報をもとに作成しています。5代クロスなしの記述は、確認対象の5代血統表に基づきます。また、血統全体の特徴に関する考察は、公開情報を整理したうえでの筆者の見解です。
出典・参考資料
- 日本中央競馬会「競馬の殿堂 コントレイル」
- netkeiba「コンジェスタス 血統表・牝系図」
- JBISサーチ「コンジェスタス 競走馬情報・血統」
- JBISサーチ「キラモサ 競走成績・血統情報」
- netkeiba「コントレイル 血統表・牝系図」
【コンジェスタスをもっと知ろう】
コンジェスタスの気性や脚質については、関連記事で詳しく紹介しています。




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