ダノンヒストリーの血統は?エピファネイア×コーステッドと兄弟・クロスを解説

栗毛と白毛に見える2頭の馬が並ぶ「ダノンヒストリー 血統」のアイキャッチ画像

ダノンヒストリーの血統は、父エピファネイア、母コーステッド、母父ティズウェイという配合です。

父エピファネイアは菊花賞とジャパンカップを制したG1馬で、母コーステッドも米国G1で2着に入った実績があります。

半兄にはダノンベルーガ、半姉にはボンドガールがおり、祖母マリブピアも米国の重賞勝ち馬です。

さらに、5代血統表にはシアトルスルー5×5(血量6.25%)のクロスが確認できます。

この記事では、ダノンヒストリーの父系・母系・牝系・兄弟馬・クロスを整理し、血統全体から見える配合の特徴について考察します。

この記事でわかること

  • ダノンヒストリーの父・母・母父
  • 父エピファネイアの血統背景
  • 母コーステッドの競走実績
  • 祖母マリブピアから続く牝系
  • 半兄ダノンベルーガと半姉ボンドガールの実績
  • シアトルスルー5×5の意味
  • 血統表全体から見える配合の特徴
目次

ダノンヒストリーの血統は?父エピファネイア×母コーステッド

ダノンヒストリーの父はエピファネイア、母はコーステッド、母父はティズウェイです。

主要な血統を整理すると、次のようになります。

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関係馬名
父エピファネイア
父父シンボリクリスエス
父母シーザリオ
母コーステッド
母父ティズウェイ
母母マリブピア
母母父マリブムーン

父側にはシンボリクリスエスとシーザリオ、母側にはティズウェイとマリブピアという血統が入っています。

それぞれの祖先をたどることで、ダノンヒストリーの配合がどのように構成されているのか見えてきます。

父エピファネイアだけでなく、母コーステッドから続く米国の血統にも注目したいですね。

父エピファネイアはシンボリクリスエス×シーザリオ

ダノンヒストリーの父エピファネイアは、2013年の菊花賞と2014年のジャパンカップを制したG1馬です。

父シンボリクリスエス、母シーザリオという血統で、両親ともにG1で実績を残しています。

父父シンボリクリスエスからロベルトへつながる

シンボリクリスエスは、天皇賞・秋や有馬記念を制したG1馬です。

その父系をたどると、

シンボリクリスエス → クリスエス → ロベルト

へとつながります。

ダノンヒストリーは父エピファネイアを通じて、ロベルト系の血統を受け継いでいることになります。

父母シーザリオは日米のG1を制した名牝

エピファネイアの母シーザリオは、2005年の優駿牝馬(オークス)とアメリカンオークスを制した牝馬です。

シーザリオの父はスペシャルウィーク、その父がサンデーサイレンスです。

つまり父側には、ロベルトへ続く父系と、シーザリオを通じたサンデーサイレンスの血統が組み合わされています。

エピファネイアの父と母を分けて見ると、父側の血統の流れが分かりやすくなりますね。

母コーステッドは米国G1で2着に入った実績馬

ダノンヒストリーの母コーステッドは、2014年生まれの米国産牝馬です。

海外10戦2勝の成績を残し、芝の重賞でも上位に入っています。

ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフで2着

コーステッドの代表的な実績は、2016年のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズターフ(G1)2着です。

そのほか、ヒアカムズザブライドステークス(G3)でも2着、ミスグリロステークス(G3)では3着に入っています。

G1勝利はありませんが、米国の芝重賞で好走した実績を持つ牝馬です。

母父ティズウェイは米国ダートG1勝ち馬

コーステッドの父、ダノンヒストリーの母父にあたるのがティズウェイです。

ティズウェイは2011年に、メトロポリタンハンデキャップとホイットニーハンデキャップでG1を制しています。

その父はティズナウです。

ティズウェイ自身は米国のダートG1で実績を残しましたが、その娘コーステッドは芝の重賞で好走しました。

母父と母自身で、競走実績を残した馬場に違いがあることも、この血統の特徴です。

ダノンヒストリーの牝系はマリブピアから広がる

ダノンヒストリーの母方をさらにたどると、祖母マリブピアにつながります。

ここでは、マリブピア自身の実績と、そこから広がる牝系を見ていきます。

祖母マリブピアは米国の重賞3勝馬

マリブピアは2007年生まれの栗毛の牝馬で、海外6勝を挙げました。

主な重賞勝ちは次の通りです。

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レース格付け
サンタアナステークスG2
サンタバーバラハンデキャップG2
ビヴァリーヒルズハンデキャップG3

さらに、ラブレアステークス(G1)でも2着に入っています。

母方の祖母自身が、芝・ダートの重賞で実績を残していたことが分かります。

マリブムーンからエーピーインディへつながる

マリブピアの父はマリブムーンです。

その父系をたどると、

マリブムーン → エーピーインディ → シアトルスルー

へとつながります。

この血統の流れが、ダノンヒストリーの5代血統表にあるクロスにも関係しています。

マリブピアから続く牝系の広がり

ダノンヒストリーの母系を簡単に表すと、

マリブピア → コーステッド → ダノンヒストリー

となります。

マリブピアの産駒には、コーステッドのほかにマリブステイシーなどがおり、マリブステイシーも米国の重賞で2着に入った実績があります。

このように、マリブピアから複数の枝へと広がる牝系には、重賞で実績を残した馬が確認できます。

なお、ダノンヒストリーの母系は、ファミリーナンバー16-aに属しています。

ダノンヒストリーの兄弟にはダノンベルーガとボンドガール

母コーステッドの産駒には、国内外の重賞で実績を残した馬がいます。

半兄ダノンベルーガは共同通信杯の勝ち馬

ダノンベルーガは、2019年生まれの牡馬です。

父ハーツクライ、母コーステッドという血統で、2022年の共同通信杯(G3)を勝利しました。

また、2023年のドバイターフ(G1)では2着、天皇賞・秋(G1)でも3着に入った実績があります。

半姉ボンドガールは秋華賞2着

ボンドガールは、2021年生まれの牝馬です。

父ダイワメジャー、母コーステッドという血統で、2024年の秋華賞(G1)で2着に入りました。

そのほか、ニュージーランドトロフィーや紫苑ステークスなど、複数の重賞で上位に入っています。

母コーステッドの主な産駒を比較

ダノンヒストリーを含む主な産駒と、それぞれの父を整理しました。

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馬名生年父
ダノンベルーガ2019年ハーツクライ
コスタレイ2020年ドゥラメンテ
ボンドガール2021年ダイワメジャー
スティレセイル2022年キズナ
ダノンヒストリー2023年エピファネイア
キューティボンド2024年サートゥルナーリア

※主な産駒を生年順に掲載しています。網羅的な産駒一覧ではありません。

同じコーステッドを母に持ちながら、それぞれ父が異なる半兄弟・半姉妹であることが分かります。

ダノンヒストリーにはシアトルスルー5×5のクロスがある

ダノンヒストリーの5代血統表では、シアトルスルー5×5のクロスが確認できます。

クロスとは、血統表に同じ祖先が複数回登場することです。

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クロス血量
シアトルスルー 5×56.25%

父側はティーケイを通じてシアトルスルーへ

父側のシアトルスルーは、次の経路で入っています。

ダノンヒストリー → エピファネイア → シンボリクリスエス → ティーケイ → ゴールドメリディアン → シアトルスルー

シンボリクリスエスの母ティーケイ、その父ゴールドメリディアンを通じて、5代前にシアトルスルーが登場します。

母側はマリブピアを通じてシアトルスルーへ

母側では、次の経路になります。

ダノンヒストリー → コーステッド → マリブピア → マリブムーン → エーピーインディ → シアトルスルー

父側と母側の両方で5代前にシアトルスルーが登場するため、5×5のクロスとなっています。

クロスだけで能力や適性を決めつけない

シアトルスルーは米国三冠を達成した名馬です。

しかし、そのクロスがあるという事実だけで、ダノンヒストリーの能力や距離適性が決まるわけではありません。

血量6.25%という数字も、血統表上の世代数から計算したものであり、特定の能力が現れる割合を示すものではありません。

クロスは配合の構造を理解するための情報として捉えることが大切です。

血統全体から見えるダノンヒストリーの特徴を考察

ここからは、公開されている血統表・牝系図・兄弟馬の実績をもとにした筆者の考察です。

ダノンヒストリーの血統を考えるうえで注目したいのは、母を共通の土台としながら、父の異なる産駒を比較できることです。

同じ母から生まれた馬であっても、父が変われば血統表全体の構成も変わります。

実際にコーステッドの産駒を見ると、ダノンベルーガはハーツクライ、ボンドガールはダイワメジャー、ダノンヒストリーはエピファネイアという組み合わせです。

ここで大切なのは、兄弟に実績馬がいることと、ダノンヒストリー自身が同じ能力を受け継いでいることを分けて考える点です。

母系の繁殖実績は配合を評価する材料になりますが、兄弟の成績だけで個々の馬の能力を判断することはできません。

また、ダノンヒストリーの5代血統表では、サンデーサイレンスが父側に入っているものの、母側には5代以内で登場せず、クロスとして確認されるのはシアトルスルー5×5です。

つまり、父エピファネイアという名前だけから配合を捉えるのではなく、母コーステッドがどのような血統を持ち、父側とどこで重なっているのかまで確認する必要があります。

この視点から見ると、ダノンヒストリーは単に「ダノンベルーガやボンドガールの弟」というだけの存在ではありません。

実績を持つコーステッドの牝系を受け継ぎながら、エピファネイアとの配合によって異なる血統構成を持つ一頭と捉えることができます。

兄弟の実績を参考にしつつ、父系と母系の組み合わせを個別に見ていくことが、ダノンヒストリーの血統を理解するうえで重要ではないでしょうか。

同じ母を持つ兄弟でも、父が違えば配合の構造も変わります。それぞれを別の一頭として見ることが大切ですね。

ダノンヒストリーの血統に関するよくある質問

ダノンヒストリーとダノンベルーガは全兄弟ですか?

全兄弟ではなく、母が同じ半兄弟です。

ダノンベルーガの父はハーツクライ、ダノンヒストリーの父はエピファネイアです。

ダノンヒストリーの母系は何号族ですか?

ダノンヒストリーの母系は、ファミリーナンバー16-aに属しています。

ファミリーナンバーは牝系を分類する番号で、競走能力の優劣を示すものではありません。

まとめ|ダノンヒストリーは実績ある母系にエピファネイアを配した良血馬

ダノンヒストリーの血統は、父エピファネイア、母コーステッド、母父ティズウェイという配合です。

父側にはシンボリクリスエスとシーザリオ、母方には重賞実績を持つコーステッドとマリブピアがいます。

また、半兄ダノンベルーガと半姉ボンドガールもG1で好走しており、5代血統表にはシアトルスルー5×5のクロスが確認できます。

実績のある母系を共通の土台としながら、異なる父との配合によって生まれた一頭。

兄弟の実績だけでなく、父エピファネイアとの組み合わせまで見ることが、ダノンヒストリーの血統を理解するポイントではないでしょうか。

【応援のその先へ】一頭でも多くの馬が幸せな未来を歩めるように

ターフを一生懸命に駆け抜ける馬たちの姿は、私たちに言葉以上の感動と勇気を届けてくれます。

そんな彼らが現役を退いたあとも、穏やかで幸せな時間を過ごせる場所を守ることは、競馬を愛する私たちにできる大切な「恩返し」だと考えています。

一頭でも多くの馬が、輝かしい競走生活のあとも、温かなセカンドキャリアを歩める未来を願っています。

この記事を通じて、引退馬支援の輪が少しでも広がることを心より願っています。

私たちにできる小さな一歩が、一頭でも多くの馬の未来につながります。まずは、できることから始めてみませんか。

※本記事は、日本中央競馬会・ネットケイバ・ジェイビスサーチなどで公開されている血統表、牝系図、競走成績をもとに作成しています。兄弟馬の一覧は主な産駒を掲載しており、網羅的な一覧ではありません。血統全体の特徴や配合に関する考察には筆者の見解を含みます。

出典・参考資料

【ダノンヒストリーをもっと知ろう】

ダノンヒストリーの気性や脚質については、関連記事で詳しく紹介しています。

ほかの競走馬を探したい方はこちら。

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