ネブラディスクの血統は?ドゥラメンテ×リリサイドと半姉リスグラシューを解説

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茶色の馬と白い馬が並んでいる写真。「ネブラディスク 血統」の文字入りアイキャッチ画像

ネブラディスクの血統は、父ドゥラメンテ、母リリサイド、母父アメリカンポストという配合です。

父ドゥラメンテの母系には、アドマイヤグルーヴ、エアグルーヴ、ダイナカールと続く名牝の系譜があります。

一方、母リリサイドはフランスで5勝した牝馬で、ネブラディスクの半姉には国内外でGⅠ4勝を挙げたリスグラシューがいます。

さらに5代血統表には、リファール5×4、ノーザンダンサー5×5のクロスが確認できます。

この記事では、ネブラディスクの父系・母系・牝系・クロス・兄弟や近親馬を整理し、血統表から見える特徴を考察します。

この記事でわかること

  • ネブラディスクの父・母・母父
  • 父ドゥラメンテに続く名牝の系譜
  • 母リリサイドの競走実績と血統
  • 半姉リスグラシューとの関係
  • リファール5×4とノーザンダンサー5×5のクロス
  • 兄弟・近親馬と牝系の広がり
  • 半姉との血統比較から見える特徴
目次

ネブラディスクの血統は?父ドゥラメンテ×母リリサイド

ネブラディスクは、父ドゥラメンテ、母リリサイド、母父アメリカンポストという血統を持つ鹿毛の牡馬です。

主要な祖先を表にまとめました。

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血統関係馬名
父ドゥラメンテ
父父キングカメハメハ
父母アドマイヤグルーヴ
父母母エアグルーヴ
母リリサイド
母父アメリカンポスト
母母ミラーズリリー

父ドゥラメンテはキングカメハメハの産駒で、母アドマイヤグルーヴはエアグルーヴの娘です。

母リリサイドの血統には、アメリカンポストとミラーズリリーが入り、直系の牝系はファミリーナンバー1-lに属します。

ここからは、父側と母側に分けて血統をたどっていきましょう。

父と母の名前だけでなく、その先の祖先を知ると、ネブラディスクの家族の歴史が見えてきますね。

父ドゥラメンテはキングカメハメハ×アドマイヤグルーヴ

ネブラディスクの父ドゥラメンテは、2015年の皐月賞と日本ダービーを制した二冠馬です。

父側にはキングカメハメハの父系と、アドマイヤグルーヴから続く名牝の血統があります。

父父キングカメハメハからミスタープロスペクターへ

ドゥラメンテの父キングカメハメハは、2004年のNHKマイルカップと日本ダービーを制した競走馬です。

父系をさかのぼると、次のようにつながります。

ドゥラメンテ → キングカメハメハ → キングマンボ → ミスタープロスペクター

キングマンボの父がミスタープロスペクターであり、ネブラディスクの父系もこの流れに属しています。

血統表では父から父へと続く系統を確認でき、ネブラディスクがどの父系につながる馬なのかが分かります。

父母アドマイヤグルーヴから続く名牝の系譜

ドゥラメンテの母アドマイヤグルーヴは、エリザベス女王杯を連覇した名牝です。

その母はエアグルーヴ、さらに母をたどるとダイナカールへとつながります。

この母系に登場する主な馬と実績を整理します。

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馬名主な実績
ダイナカール1983年 オークス優勝
エアグルーヴ1996年 オークス、1997年 天皇賞・秋優勝
アドマイヤグルーヴ2003・2004年 エリザベス女王杯優勝
ドゥラメンテ2015年 皐月賞・日本ダービー優勝

※ダイナカールがオークスを制した1983年は、日本でグレード制が導入される前です。

ダイナカールから娘のエアグルーヴ、孫のアドマイヤグルーヴへと、母から娘に続く系譜の中で大きな実績が残されています。

そしてアドマイヤグルーヴがドゥラメンテを産み、そのドゥラメンテがネブラディスクの父となりました。

父ドゥラメンテを通じて、何世代にもわたる名牝の血統を受け継いでいることが、ネブラディスクの父側の特徴です。

ダイナカールからエアグルーヴ、アドマイヤグルーヴへ。名牝たちの血がネブラディスクにもつながっているのですね。

母リリサイドはフランスで5勝した繁殖牝馬

ネブラディスクの母リリサイドは、2007年にフランスで生まれた鹿毛の牝馬です。

現役時代は海外11戦5勝を挙げ、引退後は繁殖牝馬として日本で産駒を残しています。

リリサイド自身の競走実績

リリサイドはフランスで10戦5勝、イタリアで1戦し、海外通算11戦5勝という成績を残しました。

2010年には、ラ・カマルゴ賞、ラ・コシェール賞、カリフォルニー賞というフランスのリステッド競走を制しています。

リステッド競走は、重賞に次ぐ位置づけの競走です。

リリサイド自身も競走馬として実績を持ち、その後に複数の産駒を送り出しました。

母父アメリカンポストはベーリングの産駒

リリサイドの父アメリカンポストは、ベーリングとウェルズファーゴの間に生まれた競走馬です。

ベーリングの父はアークティックターンで、さらにシーバードへとつながります。

一方、ウェルズファーゴの父はサドラーズウェルズです。

つまり、母父アメリカンポストには、ベーリングを通じた血統と、サドラーズウェルズを通じた血統が組み合わされています。

母母ミラーズリリーから続く牝系1-l

リリサイドの母ミラーズリリーは、1988年生まれの鹿毛の牝馬です。

父はミラーズメイト、母はリマラで、フランスで2勝を挙げました。

母から母へとたどると、次のようになります。

リマラ → ミラーズリリー → リリサイド → ネブラディスク

この直系の母系が、ファミリーナンバー1-lに属しています。

ミラーズリリーの子孫には、リリサイド以外の枝から生まれた実績馬もおり、フランスから日本へと広がる牝系が形成されています。

ネブラディスクの半姉リスグラシューはGⅠ4勝の名牝

ネブラディスクの半姉リスグラシューは、2014年生まれの黒鹿毛の牝馬です。

日本とオーストラリアでGⅠ・G1を合計4勝し、2019年にはJRA年度代表馬に選ばれました。

リスグラシューの主なGⅠ勝利

リスグラシューは、国内外の大きなレースで結果を残しています。

4つのGⅠ・G1勝利を一覧にまとめました。

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年レース開催国
2018年エリザベス女王杯日本
2019年宝塚記念日本
2019年コックスプレートオーストラリア
2019年有馬記念日本

特に2019年は、宝塚記念、コックスプレート、有馬記念を制し、年度代表馬に選ばれる活躍を見せました。

リスグラシューは、母リリサイドが送り出した代表的な産駒の一頭です。

リスグラシューとは父が異なる半姉弟

リスグラシューとネブラディスクは、母リリサイドを共通にする半姉弟です。

一方、父はリスグラシューがハーツクライ、ネブラディスクがドゥラメンテと異なります。

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馬名父母
リスグラシューハーツクライリリサイド
ネブラディスクドゥラメンテリリサイド

母が同じで父が異なるため、共通する血統と異なる血統の両方を持っています。

半姉の大きな実績は注目されますが、それだけでネブラディスクの競走能力や適性が決まるわけではありません。

それぞれを独立した一頭の競走馬として見ることも大切です。

同じお母さんから生まれた半姉弟でも、父が違うのですね。それぞれの血統を比べるのも面白そうです。

ネブラディスクにはリファール5×4のクロスがある

ネブラディスクの5代血統表には、同じ祖先が複数回登場するクロスがあります。

確認できる主なクロスは、リファール5×4とノーザンダンサー5×5です。

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クロス血量
リファール 5×49.38%
ノーザンダンサー 5×56.25%

※クロスとは、血統表の中に同じ祖先が複数回登場することです。「5×4」は、その祖先が5代前と4代前に入っていることを表します。

リファール5×4は母側の血統で生じる

リファールは、ネブラディスクから見て5代前と4代前に登場します。

5代前のリファールは、母リリサイドの父アメリカンポスト側に入っています。

リリサイド → アメリカンポスト → ベーリング → ボーヌ → リファール

一方、4代前のリファールは、母リリサイドの母ミラーズリリー側です。

リリサイド → ミラーズリリー → リマラ → リファール

この2本の血統によって、リファール5×4のクロスが生じています。

ノーザンダンサー5×5も母側にある

ノーザンダンサーは、ネブラディスクの5代前に2回登場します。

一つはアメリカンポストの母ウェルズファーゴを通じたサドラーズウェルズの父として、もう一つはミラーズリリーの母リマラを通じたリファールの父として入っています。

つまり、リファール5×4とノーザンダンサー5×5は、どちらも母リリサイド側の血統の中で生じているクロスです。

ただし、クロスがあるという事実だけで、馬の性格や脚質、競走能力が決まるわけではありません。

血量は血統上の重なりを表す計算値であり、特定の能力の強さを直接示すものではないためです。

血統表の構成を理解するための一つの材料として見るのがよいでしょう。

血統全体から見えるネブラディスクの特徴を考察

ここからは、公開されている血統表を比較した筆者の考察です。

ネブラディスクの血統で注目したいのは、父側に受け継がれた名牝の系譜と、自身の直系牝系が、それぞれ異なる道筋を持っていることです。

父方の名牝と直系牝系1-lは別のつながり

血統表に登場する有名な牝馬が、すべてその馬自身の直系牝系に属しているわけではありません。

ネブラディスクの場合、アドマイヤグルーヴやエアグルーヴは、父ドゥラメンテを通じてつながる祖先です。

一方、ファミリーナンバー1-lは、母リリサイドからミラーズリリーへとさかのぼる、母から母へ続く系譜を示しています。

この違いを理解すると、ネブラディスクの血統を「父にも母にも有名な馬がいる」という説明だけで終わらせず、どの経路を通じて祖先とつながっているのかまで読み取れます。

血統表では、同じ名牝の名前でも、配置される位置によって血縁関係の意味が異なるのです。

半姉との比較で見えるリファールの配置の違い

さらに興味深いのが、ネブラディスクとリスグラシューのクロスを比較した場合です。

同じ母リリサイドを持つため、母側に含まれるリファールの血統は共通しています。

しかし、父が異なることで、5代血統表に現れるクロスの構成にも違いがあります。

ネブラディスクはリファール5×4ですが、リスグラシューにはリファール4×5×4のクロスが確認できます。

リスグラシューの場合、父ハーツクライの母アイリッシュダンスを通じて、さらにもう1本リファールへつながる血統が加わっているためです。

また、父側のサンデーサイレンスの位置も異なります。

リスグラシューでは父ハーツクライの父、つまり2代前にサンデーサイレンスが入っています。

一方、ネブラディスクでは父ドゥラメンテの母アドマイヤグルーヴを通じて、3代前にサンデーサイレンスが登場します。

このように、同じ母の血統を共有していても、父が異なれば共通祖先の現れ方や世代上の位置が変わることが分かります。

もちろん、クロスの数や血量の違いを競走能力の優劣に直接結び付けることはできません。

むしろ、同じ一族から生まれた馬たちが、それぞれ異なる父系と組み合わされていることに、血統を比較する面白さがあります。

ネブラディスクも、名牝リスグラシューの半弟というだけでなく、ドゥラメンテとリリサイドの間に生まれた、独自の血統構成を持つ一頭として見ていきたいですね。

同じお母さんを持つ半姉弟でも、血統表を詳しく見ると違いがあるのですね。一頭ずつの背景を知る楽しさがあります。

ネブラディスクの兄弟・近親馬

ネブラディスクの母リリサイドには、複数の産駒がいます。

ここでは血統構造の説明を繰り返さず、主な兄弟馬と母方の近親馬を一覧で紹介します。

母リリサイドの主な産駒

リリサイドの主な産駒と、それぞれの父は次の通りです。

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馬名生年父
プルメリアスター2012年ゼンノロブロイ
レイリオン2013年ダイワメジャー
リスグラシュー2014年ハーツクライ
サトノコメット2015年ダイワメジャー
アラスカ2016年オルフェーヴル
リリレフア2017年ロードカナロア
エボルヴィング2021年ハーツクライ
ネブラディスク2022年ドゥラメンテ

※母リリサイドの産駒から主な馬を抜粋しています。全産駒を掲載した一覧ではありません。

リリサイドは、ハーツクライ、ダイワメジャー、オルフェーヴル、ロードカナロア、ドゥラメンテなど、さまざまな種牡馬との間に産駒を残しています。

兄弟馬の顔ぶれを並べてみると、同じ母から異なる父系を持つ馬たちが生まれていることが分かります。

祖母ミラーズリリーから広がる海外GⅠ馬の近親

ネブラディスクの母方の祖母ミラーズリリーからは、リリサイド以外の娘を通じても実績馬が誕生しています。

代表的な近親馬を整理しました。

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近親馬主な実績母系のつながり
リリーズキャンドルマルセルブサック賞 GⅠゴールデンリリーの娘
ロビンオブナヴァンクリテリウムドサンクルー GⅠザワイズレディの孫

ゴールデンリリーとザワイズレディは、どちらもミラーズリリーの娘です。

そのため、リリーズキャンドルとロビンオブナヴァンは、ネブラディスクとミラーズリリーを共通祖先に持つ近親馬にあたります。

リリサイドの産駒だけでなく、祖母ミラーズリリーから分かれた別の枝にもGⅠ馬がいることが、この母系の広がりを示しています。

ネブラディスクの血統に関するよくある質問

ネブラディスクの血統について、よくある疑問をまとめました。

ネブラディスクとリスグラシューは全兄弟ですか?

全兄弟ではありません。母リリサイドは同じですが、父が異なる半姉弟です。リスグラシューの父はハーツクライ、ネブラディスクの父はドゥラメンテです。

ネブラディスクの牝系は何号族ですか?

ファミリーナンバー1-lに属します。母リリサイド、祖母ミラーズリリーへと続く直系の母系です。

ネブラディスクとリスグラシューのクロスは同じですか?

同じではありません。ネブラディスクのリファールは5×4ですが、リスグラシューでは4×5×4となります。父が異なることで、血統表に現れる祖先の配置も変わっています。

まとめ|ネブラディスクは父母双方に名牝の系譜を持つ血統

ネブラディスクの血統は、父ドゥラメンテ、母リリサイド、母父アメリカンポストという配合です。

父ドゥラメンテの母系には、アドマイヤグルーヴ、エアグルーヴ、ダイナカールと続く名牝の歴史があります。

一方、母リリサイドはフランスで5勝を挙げた繁殖牝馬で、半姉リスグラシューは国内外でGⅠ4勝を挙げました。

さらに祖母ミラーズリリーから広がる別の枝にも、海外GⅠを制した近親馬がいます。

5代血統表ではリファール5×4とノーザンダンサー5×5のクロスが確認でき、いずれも母リリサイド側に位置しています。

また、半姉リスグラシューと比較すると、同じ母を持ちながら父系が異なることで、共通祖先の配置やクロスの構成も変わることが分かります。

父側の名牝の系譜と、母側に広がる牝系。その両方を受け継ぎながら、ネブラディスク自身の血統が形作られていること。

血統をたどる面白さは、有名な祖先の名前を見つけるだけでなく、そこから一頭一頭のつながりを知ることにもあります。

名牝たちから続く家族の歴史を感じながら、ネブラディスク自身の歩みも、これから温かく見守っていきたいですね。

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※本記事は、JRA・JBISサーチ・netkeibaなどの公開されている血統表、牝系図、競走馬情報をもとに作成しています。血統の配置や半姉との比較に関する考察には、公開データを整理した筆者の見解を含みます。血統だけで競走能力・気性・脚質を断定するものではありません。

出典・参考資料

【ネブラディスクをもっと知ろう】

ネブラディスクの気性や脚質については、それぞれの関連記事で詳しく紹介しています。

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