ステレンボッシュの血統は、父エピファネイア、母ブルークランズ、母父ルーラーシップという配合です。
父側にはシンボリクリスエスとシーザリオ、母側にはキングカメハメハ、エアグルーヴ、ダンスインザダーク、ウインドインハーヘアが入っています。
さらに5代血統表には、サンデーサイレンス4×4・血量12.50%のクロスがあります。
母系をたどると、レガレイラ、ドゥラドーレス、アーバンシックなどにつながる、ランズエッジから広がる牝系であることも特徴です。
そのためステレンボッシュは、「エピファネイア×ルーラーシップ」という表面の配合だけでなく、父系・母系・クロス・牝系までたどることで全体像が見えやすくなる血統といえます。
本記事では、ステレンボッシュの父系と母系、サンデーサイレンス4×4、近親馬を整理しながら、血統表全体から見える特徴を考察します。
この記事でわかること
- ステレンボッシュの父・母・母父
- 父エピファネイアの血統背景
- 母ブルークランズと母父ルーラーシップ
- サンデーサイレンス4×4の意味
- ランズエッジから広がる牝系
- レガレイラやアーバンシックとの血縁
- ステレンボッシュの兄弟
- 血統表全体から見える特徴
ステレンボッシュの血統は?父エピファネイア×母父ルーラーシップ
ステレンボッシュの血統を最初に整理すると、父はエピファネイア、母はブルークランズ、母父はルーラーシップです。
主要な血統を表にすると、次のようになります。
| 関係 | 馬名 |
|---|---|
| 父 | エピファネイア |
| 父父 | シンボリクリスエス |
| 父母 | シーザリオ |
| 母 | ブルークランズ |
| 母父 | ルーラーシップ |
| 母母 | ランズエッジ |
| 母母父 | ダンスインザダーク |
父側はシンボリクリスエスとシーザリオ、母側はルーラーシップとランズエッジという構成です。
まずは父系と母系を分けて見ていきましょう。

父と母父だけでなく、その一代奥を見るとステレンボッシュの血統が整理しやすくなりますね。
父エピファネイアはシンボリクリスエス×シーザリオ
ステレンボッシュの父エピファネイアは、父シンボリクリスエス、母シーザリオという血統です。
父側には、2つの流れが入っています。
父父シンボリクリスエスからロベルトへつながる
エピファネイアの父はシンボリクリスエスです。
その父系をさかのぼると、
シンボリクリスエス
↓
クリスエス
↓
ロベルト
へとつながります。
つまりステレンボッシュは、父エピファネイアを通じてロベルトへ続く父系を持っています。
ここでは能力や距離適性まで結び付けず、父側の血統上の流れとして押さえておくと分かりやすいでしょう。
父母シーザリオからサンデーサイレンスへ
エピファネイアの母はシーザリオです。
シーザリオの父はスペシャルウィーク、その父がサンデーサイレンスです。
ステレンボッシュから見ると、
ステレンボッシュ
↓
エピファネイア
↓
シーザリオ
↓
スペシャルウィーク
↓
サンデーサイレンス
というつながりになります。
この父側のサンデーサイレンスが、後ほど紹介する4×4のクロスの一方を形成しています。



エピファネイア側は、シンボリクリスエスの父系とシーザリオを通る母系に分けて見ると分かりやすいですね。
母ブルークランズはルーラーシップ産駒
ステレンボッシュの母はブルークランズです。
ブルークランズは2014年生まれの鹿毛牝馬で、中央競馬で3勝しています。
父はルーラーシップ、母はランズエッジです。
母父ルーラーシップはキングカメハメハ×エアグルーヴ
ステレンボッシュの母父にあたるルーラーシップは、父キングカメハメハ、母エアグルーヴという血統です。
母父側を短く表すと、
ステレンボッシュ
↓
ブルークランズ
↓
ルーラーシップ
↓
キングカメハメハ
とつながります。
ルーラーシップの母エアグルーヴまで含めると、母父側にもよく知られた血が重なっていることが分かります。
母母ランズエッジはダンスインザダーク産駒
ブルークランズの母、つまりステレンボッシュの母方の祖母がランズエッジです。
ランズエッジの父はダンスインザダークで、その父がサンデーサイレンスです。
このつながりが、後ほど紹介するサンデーサイレンス4×4にも関係しています。
また、ランズエッジの母はウインドインハーヘアです。
母父ルーラーシップだけでなく、母母ランズエッジまでたどることで、ステレンボッシュの母系の輪郭が見えてきます。
ステレンボッシュはサンデーサイレンス4×4
ステレンボッシュの5代血統表には、サンデーサイレンス4×4のクロスがあります。
| クロス | 血量 |
|---|---|
| サンデーサイレンス 4×4 | 12.50% |
サンデーサイレンス4×4とは?
「4×4」とは、同じ祖先であるサンデーサイレンスが、父側と母側のそれぞれ4代前に入っていることを表します。
父側は、
エピファネイア
↓
シーザリオ
↓
スペシャルウィーク
↓
サンデーサイレンス
という流れです。
母側は、
ブルークランズ
↓
ランズエッジ
↓
ダンスインザダーク
↓
サンデーサイレンス
とつながります。
この2本が重なることで、サンデーサイレンス4×4となっています。
血量は12.50%です。
クロスだけで能力を決めつけない
クロスは血統を見る際の分かりやすいポイントですが、それだけで競走馬の能力や特徴が決まるわけではありません。
そのため、「サンデーサイレンス4×4だから、この能力になった」と断定するのではなく、血統表の構造を理解する材料の一つとして見るのが自然です。



4×4という数字だけでなく、父側と母側のどのルートからサンデーサイレンスが入っているのかを見ると分かりやすいですね。
ステレンボッシュの牝系はランズエッジから広がる
ステレンボッシュの血統で、父エピファネイアやサンデーサイレンス4×4と並んで注目したいのが母方の牝系です。
母母ランズエッジからは複数の枝が広がり、その子孫には重賞・GⅠで実績を残した馬が並んでいます。
ロカの産駒にはレガレイラとドゥラドーレス
ランズエッジの娘の一頭がロカです。
ロカの産駒には、レガレイラとドゥラドーレスがいます。
レガレイラはホープフルステークス、有馬記念、エリザベス女王杯などを制しています。
ドゥラドーレスも、複数の重賞で上位に入っている近親馬です。
ステレンボッシュの母ブルークランズとロカは、ともにランズエッジの娘です。
そのため、ステレンボッシュとレガレイラ、ドゥラドーレスも同じ牝系の近親にあたります。
エッジースタイルからはアーバンシック
ランズエッジの別の娘エッジースタイルからは、アーバンシックが誕生しています。
アーバンシックは菊花賞を制した馬です。
ランズエッジから広がる主な枝を整理すると、次のようになります。
| ランズエッジの娘 | 主な子孫 |
|---|---|
| ロカ | レガレイラ、ドゥラドーレス |
| エッジースタイル | アーバンシック |
| ブルークランズ | ステレンボッシュ |
父系の名前だけでは見えにくい、ステレンボッシュの母方の広がりが分かる部分です。



レガレイラやアーバンシックも同じランズエッジから広がる牝系と分かると、母系にも注目したくなりますね。
ステレンボッシュの兄弟
ステレンボッシュの母ブルークランズには、ステレンボッシュ以外にも産駒がいます。
ここでは血統の説明を繰り返さず、確認できる兄弟を一覧で整理します。
| 馬名 | 性別 | 生年 | 父 |
|---|---|---|---|
| カークベイ | 牝 | 2019年 | アジアエクスプレス |
| ステレンボッシュ | 牝 | 2021年 | エピファネイア |
| フランシュフック | 牡 | 2022年 | ヘニーヒューズ |
| クランズクラウン | 牝 | 2023年 | アドマイヤマーズ |
| ブルークランズの2024 | 牝 | 2024年 | サトノクラウン |
| ブルークランズの2025 | 牡 | 2025年 | エピファネイア |
2025年生まれの牡馬は、ステレンボッシュと同じエピファネイアを父に持っています。
今後、ブルークランズの産駒がどのような活躍を見せるのかにも注目したいところです。
血統全体から見えるステレンボッシュの特徴を考察
ここからは、公開されている血統表と牝系図をもとに、ステレンボッシュの血統を全体から見た本記事での考察です。
ステレンボッシュの血統で目につきやすいのは、「エピファネイア×ルーラーシップ」と「サンデーサイレンス4×4」です。
しかし、この2点だけではステレンボッシュ固有の血統の位置までは見えてきません。
サンデーサイレンス4×4の周囲には異なる流れがある
父側にはロベルトへ続く流れ、母父側にはキングカメハメハとエアグルーヴ、母母側にはダンスインザダークとウインドインハーヘアがあります。
つまり、サンデーサイレンスを4×4で重ねながら、その周囲には異なる血統が配置されているのがステレンボッシュの配合です。
クロスだけを切り取るより、その外側まで見ることで血統表の構造が分かりやすくなります。
母系までたどると「その馬らしい位置」が見える
父エピファネイアだけを見ると、同じ父を持つ産駒との共通点が先に目に入ります。
一方、母方までたどると、ランズエッジから複数の重賞級・GⅠ級の枝が広がっていることが分かります。
ここに、ステレンボッシュの血統を見るうえでの個性があるのではないでしょうか。
父だけを見るのではなく、母父、母母、さらに牝系の枝までたどることで、その馬が血統表の中でどこに位置しているのかが見えてくる。
ステレンボッシュは、その見方が分かりやすい一頭といえそうです。
もちろん、血統だけで競走能力や適性を断定することはできません。
それでも、父系・母系・クロス・牝系を一つにつなげて見ることで、単なる「エピファネイア産駒」という説明より、ステレンボッシュ固有の血統像が見えやすくなります。



「エピファネイア産駒」で終わらず、ランズエッジ牝系までたどるところにステレンボッシュの血統を見る面白さがありますね。
ステレンボッシュの血統に関するよくある質問
- ステレンボッシュの父は何ですか?
-
父はエピファネイアです。
エピファネイアは、父シンボリクリスエス、母シーザリオという血統です。
- ステレンボッシュの母は何ですか?
-
母はブルークランズです。
ブルークランズはルーラーシップ産駒で、中央競馬で3勝しています。
- ステレンボッシュの母父は何ですか?
-
母父はルーラーシップです。
ルーラーシップは、父キングカメハメハ、母エアグルーヴという血統です。
- ステレンボッシュにはクロスがありますか?
-
5代血統表では、サンデーサイレンス4×4のクロスが確認できます。
血量は12.50%です。
- ステレンボッシュとレガレイラは血縁関係がありますか?
-
はい。同じランズエッジから広がる牝系の近親です。
ステレンボッシュの母ブルークランズと、レガレイラの母ロカは、ともにランズエッジの娘です。
まとめ|ステレンボッシュは父系とランズエッジ牝系の両方に注目したい血統
ステレンボッシュの血統は、父エピファネイア、母ブルークランズ、母父ルーラーシップという配合です。
父側にはシンボリクリスエスとシーザリオ、母側にはキングカメハメハ、エアグルーヴ、ダンスインザダーク、ウインドインハーヘアが入っています。
また、5代血統表ではサンデーサイレンス4×4・血量12.50%のクロスが確認できます。
さらに母系をたどると、ランズエッジから複数の枝へ広がり、その子孫にはGⅠ・重賞で実績を残した近親馬がいます。
「エピファネイア×ルーラーシップ」だけを見るのではなく、サンデーサイレンス4×4とランズエッジ牝系までたどることで、ステレンボッシュの血統全体の輪郭が見えやすくなるところがポイントです。
父・母父だけでなく、その一代、二代奥まで見ていくと、ステレンボッシュの血統をより深く楽しめるのではないでしょうか。
【応援のその先へ】一頭でも多くの馬が幸せな未来を歩めるように
ターフを一生懸命に駆け抜ける馬たちの姿は、私たちに言葉以上の感動と勇気を届けてくれます。
そんな彼らが現役を退いたあとも、穏やかで幸せな時間を過ごせる場所を守ることは、競馬を愛する私たちにできる大切な「恩返し」だと考えています。
一頭でも多くの馬が、輝かしい競走生活のあとも、温かなセカンドキャリアを歩める未来を願っています。
この記事を通じて、引退馬支援の輪が少しでも広がることを心より願っています。
私たちにできる小さな一歩が、一頭でも多くの馬の未来につながります。まずは、できることから始めてみませんか。


※本記事は、公開されている血統表・牝系図・競走馬情報をもとに作成しています。血統全体の特徴に関する部分には、公開データを整理したうえでの筆者の考察を含みます。血統だけで競走能力や適性を断定するものではありません。
出典・参考資料
- JRA「競走馬情報 ステレンボッシュ」
- netkeiba「ステレンボッシュ 血統表・牝系図」
【ステレンボッシュをもっと知ろう】
ステレンボッシュの気性や脚質については、関連記事で詳しく紹介しています。











