2025年の日本ダービーを制し、2026年には大阪杯と天皇賞(春)を連勝するなど、現役トップクラスの実力を証明し続けているクロワデュノール。
圧倒的な強さを見せる一方で、普段の性格や気性難の心配がないのか気になっている競馬ファンも多いのではないでしょうか。
競走馬の強さは身体能力だけでなく、レースや調教に臨む精神面にも大きく左右されるため、その内面に注目が集まるのは自然なことです。
クロワデュノールは、レースでは高い集中力を見せる一方で、普段は非常に穏やかで大人しい「優等生タイプ」として知られています。
この記事では、調教師や騎手の公式コメント、厩舎での具体的なエピソードをもとに、クロワデュノールの気性や性格、そして安定した強さを支える精神面の秘密について詳しく整理していきます。
この記事でわかること
- クロワデュノールが優等生タイプと言われる具体的な気性や特徴
- 厩舎スタッフや主戦の北村友一騎手が評価する高い操縦性の背景
- 長距離のGⅠでも大崩れしないオンとオフの切り替えのメカニズム
クロワデュノールの気性は?実は優等生タイプ
クロワデュノールの気性を一言で表すなら、「賢くて大人しい優等生タイプ」です。
JRA(日本中央競馬会)の公表データやJRA-VANの厩舎トピックス等に掲載されている担当スタッフのコメントによると、入厩当初から非常に落ち着きがあり、大柄な馬体とは裏腹に扱いやすい馬だったとされています。
若い競走馬の中には、環境の変化や厳しい調教によって神経質になり、体調を崩したり気性が荒くなったりする馬も少なくありません。
しかし、クロワデュノールは飼い葉食いも常に良好で、ゲート試験もスムーズに合格するなど、早い段階から精神面の完成度の高さを見せていました。
現在の輝かしい活躍は、高い身体能力だけでなく、生まれ持った素直で扱いやすい気性の良さに支えられていると言えます。
| 項目 | 特徴・傾向 | 競走馬としてのメリット |
| 性格 | 穏やかで大人しい | 無駄なエネルギーを消費しにくい |
| 食欲 | 飼い葉食いが常に良好 | タフな調教後も馬体が細りにくい |
| 学習能力 | ゲート試験もスムーズに合格 | 調整が遅れることなく順調に進む |
| 気性 | 素直で扱いやすい | スタッフの手がかからずトラブルが少ない |

大柄な馬体でありながら、最初から落ち着いていたのは強みですね。
厩舎スタッフや北村友一騎手が語るクロワデュノール
クロワデュノールは、厩舎関係者や鞍上からも極めて高い評価を得ています。
斉藤崇史厩舎の担当スタッフからの取材情報(各スポーツ紙掲載)では「大きい馬だけど本当に大人しい」「本当に偉い馬」という趣旨のコメントが聞かれ、激戦を戦った翌日でもしっかり飼い葉を食べるタフな精神力が絶賛されています。
また、主戦を務める北村友一騎手も、メディアのインタビューにおいてクロワデュノールの「操縦性の高さ」を大きな長所として挙げています。
競走馬の中には、馬群を嫌がったり、レース中に力んで走ったり、その日の気分にパフォーマンスが左右されたりする課題を持つ馬も多く存在します。
しかしクロワデュノールは騎手の指示に素直に反応し、レース展開に応じて自在に立ち回ることができるため、大舞台でも高い信頼関係が築かれています。
| 関係者 | 評価・コメントの要点 | 精神面の強み |
| 厩舎スタッフ | 体は大きいが本当に大人しく手がかからない | 激戦の後でもしっかり飼い葉を食べる精神力 |
| 北村友一騎手 | 指示に素直で操縦性が非常に高い | レース展開に左右されず自在に立ち回れる |
| 斉藤崇史調教師 | 入厩当初から素直で賢く成長している | 多少の力みがあっても実戦では我慢が効く |



騎手の指示に素直に反応できる操縦性は、GⅠで大きな武器になります。
レースで見せる賢さとオンオフの切り替え
クロワデュノールの最大の特徴として挙げられるのが、オンとオフの切り替えが非常に上手なことです。
普段の馬房や厩舎の周りでは穏やかに過ごしていますが、レースが近づきパドックやゲートに向かうと、しっかりと闘志のスイッチが入ります。
パドックで興奮して極端にイレ込むことは少なく、ゲート前になると集中力を最大に高めてレースモードへ移行します。
この優れた精神的コントロール能力があるからこそ、JRA公式のレース結果にもある通り、3200mという長距離の天皇賞(春)でも道中で折り合いを欠くことなく、最後までスタミナを温存して走ることができます。
単に大人しいというだけでなく、「必要な時にだけ必要な闘志を出せる賢さ」こそが、本質的な強さの秘密と言えるでしょう。
| シチュエーション | クロワデュノールの様子 | レースへの影響 |
| 普段・馬房 | 穏やかで表情も優しくリラックスしている | 無駄なストレスを溜め込まずに済む |
| パドック | 激しくイレ込むことなく落ち着いて周回 | レース前にスタミナを消耗するのを防ぐ |
| ゲート前 | 集中力を高めて実戦モードへと切り替える | 好スタートやスムーズな行き脚に繋がる |
| レース道中 | 長距離戦でも鞍上と折り合って我慢ができる | 最後の直線で爆発的な末脚を発揮できる |



必要な時だけスイッチが入る賢さが、長距離をこなせる理由ですね。
パドックや馬房で見せるかわいい一面とギャップ
クロワデュノールはレースで見せる圧倒的な強さだけでなく、普段のかわいらしい仕草でも多くのファンを魅了しています。
馬房での様子を見ると、リラックスした穏やかな表情で過ごしていたり、時には舌をペロッと出したりする姿が競馬ファンの間で話題になることもあります。
なお、デビュー前の新馬戦のパドックにおいて、一時的に立ち上がるような仕草を見せたことがあり、一部で気性を心配する声もありました。
しかしそれは継続的な気性難によるものではなく、その後のレースや調教では極めて落ち着いた姿を保ち続けています。
このような普段の愛らしい一面と、GⅠの大舞台で見せる力強く圧倒的な走りとのギャップが、多くの人々を引きつける魅力となっています。
レースでは王者の風格を見せる一方で、普段は穏やかな表情を見せることから、ファンの間では「かわいいチャンピオン」として親しまれています。
| 場面 | 見せた仕草や様子 | ファンの受け止め方・事実関係 |
| 馬房・日常 | 穏やかな表情で過ごす、舌をペロッと出す | 親しみやすくかわいいアイドルホースとして人気 |
| 新馬戦のパドック | 一時的に立ち上がる仕草を見せた(※4) | 当時は心配されたが、一過性のものですぐに落ち着いた |
| 近走のパドック | 高い集中力を保ちながらも大変落ち着いている(※4) | 精神面がしっかりと成長・成熟している証拠 |



新馬戦の時の仕草は、一時的な若さの表れだったようですね。
クロワデュノールはなぜ崩れないのか?気性から見える強さの秘密
クロワデュノールのこれまでの戦績と気性面のエピソードを踏まえ、今後のレース予想や能力評価において、この特徴をどのように捉えるべきかを考察してみます。
競馬の歴史においては「気性の激しい馬が爆発的なスピードで勝つ」というドラマが注目されがちですが、現代の高速化されたタフなGⅠ戦線において最も信頼できるのは、クロワデュノールのような「弱点のない優等生タイプ」です。
血統的には父キタサンブラックの豊かな成長力とタフさ、母ライジングクロスの欧州的なスタミナを引き継いでいますが、それらのポテンシャルを100%実戦で発揮できているのは、ひとえに「自分の感情をコントロールできる賢さ」があるからだと考えられます。(クロワデュノールの気性についてはこちら)
斉藤調教師が過去に指摘した「多少の力み」という点も、レースへの前向きさや集中力の裏返しであり、鞍上の北村騎手がそれを完全に御せている現状では、大崩れするリスクは極めて低いと言えます。
どのようなコース特性、馬場状態、ペース変化に対しても馬自身が賢く対応できるため、今後のレースにおいても軸として非常に信頼度が高い1頭として整理するのが自然です。(クロワデュノールの脚質についてはこちら)
| 精神面から見た視点 | 今後の評価・整理の仕方 | 予想上の注目ポイント |
| 抜群の操縦性 | スローペースの瞬発力勝負でも大崩れしにくい | 他馬が極端な展開を作っても慌てずに追える |
| 環境適応の高さ | 初コースや長距離遠征でも割り引く必要性が低い | 今後海外遠征などの選択肢が出ても信頼度を維持しやすい |
| 前向きさと我慢 | 多少の力みがあっても3200mをこなせるスタミナ | パドックでの適度な気合乗りはプラスに捉えて良い |



感情をコントロールできる賢さは、現代競馬で最大の強みになりますね。
クロワデュノールの気性よくある質問
- クロワデュノールに気性難の傾向はありますか?
-
いいえ、気性難の傾向はほとんどありません。
これまでのレースや調教での様子を見ても非常に扱いやすく、安定した精神の持ち主です。
パドックやゲートでも落ち着いており、優等生タイプの気性と言えます。(出典:斉藤崇史厩舎公式・各種取材コメントより)
- レース中に折り合いを欠いて暴走する心配はないでしょうか?
-
大きな心配はありません。
3200mの天皇賞(春)を制している事実(JRA公式記録)が示す通り、長距離戦でもきっちりと折り合える高い操縦性を備えています。
調教師から「少し力むところがある」と言及されたことはありますが、実戦では許容範囲内でしっかり我慢が効いています。
- 関係者はクロワデュノールの精神面をどのように評価していますか?
-
斉藤調教師は入厩当初から手がかからず、調教のたびに賢く成長する点を高く評価しています。
また、北村友一騎手も「大きな欠点がない」と語っており、操縦性の高さに全幅の信頼を置いていることが各種インタビューのコメントからうかがえます。(出典:JRA公式勝利ジョッキーインタビュー等)
まとめ
クロワデュノールは、極めて賢く完成度の高い気性を備えた、現代競馬の理想形とも言える競走馬です。
走ることに対する強い前向きさを内に秘めながらも、実際のレースでは鞍上の指示に従ってピタッと折り合える柔軟な精神力が、これまでの輝かしい実績を支えています。
斉藤崇史調教師が語る「入厩当初からの素直さ」や、北村友一騎手が評価する「欠点のない総合力の高さ」という言葉通り、厩舎の丁寧な調整も相まって、素晴らしい操縦性を獲得するに至りました。
日本ダービーという3歳最高峰の舞台を制し、さらに4歳になってからも大阪杯、天皇賞(春)という条件の異なる古馬GⅠを連勝できている背景には、この優れた気性面の完成度があります。
精神的にもさらに円熟味を増していくであろうクロワデュノールが、今後どのようなレース体系に挑んでいくとしても、その賢さと底力に満ちた走りで競馬ファンを楽しませてくれることでしょう。
【応援のその先へ】一頭でも多くの馬が幸せな未来を歩めるように
ターフを一生懸命に駆け抜ける馬たちの姿は、私たちに言葉以上の感動と勇気を届けてくれます。
そんな彼らが現役を退いたあとも、穏やかで幸せな時間を過ごせる場所を守ることは、競馬を愛する私たちにできる大切な「恩返し」だと考えています。
一頭でも多くの馬が、輝かしい競走生活のあとも、温かなセカンドキャリアを歩める未来を願っています。
この記事を通じて、引退馬支援の輪が少しでも広がることを心より願っています。
私たちにできる小さな一歩が、一頭でも多くの馬の未来につながります。まずは、できることから始めてみませんか。


※本記事は、出典・参考文献の公開データをもとに作成しています。内容は執筆時点の情報に基づいています。
- 出典・参考文献
-
- netkeiba
- JRA公式サイト
- netkeiba(推定2センチ差の激戦から一夜明け 天皇賞・春Vのクロワデュノールは馬房で元気な姿)
- ピクシブ百科事典(クロワデュノール)
- Wikipedia
- 【クロワデュノールをもっと知ろう】
- くろねんらいふ

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