セキトバイーストの血統は、父デクラレーションオブウォー、母ベアフットレディ、母父フットステップスインザサンドという配合です。
父は海外GⅠを2勝したダンジグ系の種牡馬で、母も海外重賞を2勝した実績を持っています。
さらに、半弟ジョバンニは2026年のチャレンジカップを制覇。5代血統表にはラーイ3×5をはじめとする4種類のクロスが確認できます。
本記事では、セキトバイーストの父系・母系・牝系・クロス・兄弟馬を整理しながら、血統表全体から見える配合の特徴について考察します。
この記事でわかること
- セキトバイーストの父・母・母父
- 父デクラレーションオブウォーの血統背景
- 母ベアフットレディの海外重賞実績
- 祖母レディアングハラッドから続く牝系
- ラーイ3×5など4種類のクロス
- 半弟ジョバンニや半妹ソルパッサーレとの関係
- 兄弟の配合から考える血統の特徴
セキトバイーストの血統は?父デクラレーションオブウォー×母ベアフットレディ
セキトバイーストの父はデクラレーションオブウォー、母はベアフットレディ、母父はフットステップスインザサンドです。
主要な血統を表にまとめました。
| 関係 | 馬名 |
|---|---|
| 父 | デクラレーションオブウォー |
| 父父 | ウォーフロント |
| 父母 | テンポウエスト |
| 母 | ベアフットレディ |
| 母父 | フットステップスインザサンド |
| 母母 | レディアングハラッド |
| 母母父 | テンビー |
父側にはダンジグへ続く血統、母側にはジャイアンツコーズウェイやテンビーへ続く血統が入っています。
父と母父だけでなく、その一代奥までたどると、配合の全体像が分かりやすくなります。

父と母、それぞれの祖先を分けて見ると、血統表のつながりが整理しやすくなりますね。
父デクラレーションオブウォーはウォーフロント産駒
セキトバイーストの父デクラレーションオブウォーは、2009年生まれのアメリカ産馬です。
現役時代は海外13戦7勝を挙げ、芝のGⅠを2勝しています。
クイーンアンSとヨークインターナショナルSを制覇
デクラレーションオブウォーは、2013年のクイーンアンステークスとヨークインターナショナルステークスを制しました。
主な重賞実績は次の通りです。
| 主なレース | 格 | 着順 |
|---|---|---|
| クイーンアンS | GⅠ | 1着 |
| ヨークインターナショナルS | GⅠ | 1着 |
| エクリプスS | GⅠ | 2着 |
| ブリーダーズカップクラシック | GⅠ | 3着 |
芝のマイルから中距離で活躍し、アメリカのブリーダーズカップクラシックではダートでも3着に入りました。
芝のGⅠを2勝し、ダートの大舞台でも好走した実績を持つ種牡馬です。
父系はウォーフロントからダンジグへつながる
デクラレーションオブウォーの父はウォーフロントです。
さらに父系をたどると、次のようにつながります。
デクラレーションオブウォー → ウォーフロント → ダンジグ → ノーザンダンサー
つまり、セキトバイーストは父を通じてダンジグ系の血統を受け継いでいます。
一方、デクラレーションオブウォーの母はテンポウエストで、その父にはラーイが入っています。
ラーイは母側にも登場する祖先であり、セキトバイーストのクロスを理解するうえで重要です。



父系はダンジグへつながり、父の母側にはラーイが入っているのですね。
母ベアフットレディは海外重賞を2勝した牝馬
セキトバイーストの母ベアフットレディは、2008年生まれのアイルランド産馬です。
海外で5勝を挙げ、重賞でも実績を残しました。
カナディアンSとネルグウィンSを制覇
ベアフットレディは、2011年のネルグウィンステークスと2012年のカナディアンステークスを制しました。
さらに、GⅠのコロネーションステークスでは3着に入っています。
| 主なレース | 格 | 着順 |
|---|---|---|
| カナディアンS | GⅡ | 1着 |
| ネルグウィンS | GⅢ | 1着 |
| ミュージドラS | GⅢ | 2着 |
| コロネーションS | GⅠ | 3着 |
母自身が海外の重賞で勝利している点は、セキトバイーストの血統を知るうえで見逃せません。
競走馬として実績を残した牝馬が、繁殖牝馬となってセキトバイーストを送り出したことになります。
母父フットステップスインザサンドは英2000ギニー馬
ベアフットレディの父はフットステップスインザサンドです。
2005年の英2000ギニーを制し、現役時代は3戦3勝の無敗で競走生活を終えました。
父はジャイアンツコーズウェイ、母はグラティサントです。
父側をたどるとジャイアンツコーズウェイからストームキャットへ、母側ではグラティサントからレインボウクエストへとつながります。
このように、セキトバイーストの母側にも、海外競馬で知られる種牡馬の血統が重なっています。
セキトバイーストの牝系はレディアングハラッドへつながる
ここでは母の競走実績ではなく、母から母の母へと続く牝系を整理します。
祖母レディアングハラッドから続く母系
セキトバイーストの母方の祖母は、1996年生まれのレディアングハラッドです。
父はテンビー、母はラヴェッツォラという血統で、海外で5勝しています。
牝系をさかのぼると、次のようにつながります。
ラヴェッツォラ → レディアングハラッド → ベアフットレディ → セキトバイースト
また、レディアングハラッドの父テンビーは、カーリアンを通じてニジンスキーへとつながります。
この流れは、後ほど紹介するニジンスキー5×5のクロスにも関係しています。
ファミリーナンバーは1-m
セキトバイーストの母系は、血統表ではファミリーナンバー1-mに属します。
ファミリーナンバーとは、母から母の母へと続く牝系を分類するための番号です。
同じ番号の馬が必ず似た能力を持つわけではありませんが、母系のつながりを調べる際の手がかりになります。
セキトバイーストにはラーイ3×5のクロスがある
セキトバイーストの5代血統表には、同じ祖先が複数回登場しています。
確認できる主なクロスは次の4種類です。
| クロス | 血量 |
|---|---|
| ラーイ 3×5 | 15.63% |
| ノーザンダンサー 4×5 | 9.38% |
| ブラッシンググルーム 4×5 | 9.38% |
| ニジンスキー 5×5 | 6.25% |
※クロスとは、血統表の複数の経路に同じ祖先が登場することです。血量は、その祖先が占める理論上の割合を示します。
ラーイ3×5とは?父側と母側で重なる祖先
セキトバイーストのクロスで特に注目したいのが、ラーイ3×5・血量15.63%です。
「3×5」とは、ラーイが父側の3代前と母側の5代前に登場することを表します。
父側は、次の経路です。
セキトバイースト → デクラレーションオブウォー → テンポウエスト → ラーイ
一方、母側では次のようにつながります。
セキトバイースト → ベアフットレディ → フットステップスインザサンド → ジャイアンツコーズウェイ → マライアズストーム → ラーイ
この2つの経路によって、同じラーイの血が父側と母側に入っています。
つまり、ラーイ3×5は、デクラレーションオブウォーとベアフットレディを組み合わせたことで生じたクロスです。
ノーザンダンサーなどのクロスも確認できる
ラーイ以外にも、ノーザンダンサー、ブラッシンググルーム、ニジンスキーのクロスがあります。
それぞれが血統表に登場する主な経路を整理しました。
| 祖先 | 父側の経路 | 母側の経路 |
|---|---|---|
| ノーザンダンサー | ダンジグを通じて登場 | サーモンリープを通じて登場 |
| ブラッシンググルーム | ラーイを通じて登場 | レインボウクエストを通じて登場 |
| ニジンスキー | テンポの母系を通じて登場 | テンビーの父系を通じて登場 |
このように、ラーイだけでなく、ほかの祖先も異なる経路で重なっています。
クロスだけで競走能力を断定しない
クロスは配合を理解するための重要な情報ですが、それだけで競走馬の能力や特徴が決まるわけではありません。
例えば、ラーイ3×5があるからといって、特定の距離適性や気性になると断定することはできません。
クロスは血統表の構造を知るための材料として、ほかの血統要素と合わせて見ることが大切です。
セキトバイーストの兄弟・近親馬
母ベアフットレディからは、セキトバイースト以外にも複数の競走馬が誕生しています。
ここでは主な兄弟と、その父や実績を紹介します。
半弟ジョバンニは2026年チャレンジカップを制覇
ジョバンニは2022年生まれの牡馬で、父エピファネイア、母ベアフットレディという血統です。
セキトバイーストとは母が同じで父が異なるため、半姉弟にあたります。
2024年のホープフルステークスでは2着に入り、2026年9月12日のチャレンジカップでは重賞初勝利を挙げました。
セキトバイーストに続いて、ジョバンニも重賞勝ち馬となっています。
半妹ソルパッサーレと2025年生まれの全弟
2023年生まれのソルパッサーレは、父キズナ、母ベアフットレディという血統です。
また、2025年にはセキトバイーストと同じデクラレーションオブウォーを父に持つ牡馬も誕生しています。
主な兄弟関係は次の通りです。
| 馬名 | 生年 | 父 | 関係 |
|---|---|---|---|
| セキトバイースト | 2021年 | デクラレーションオブウォー | 本人 |
| ジョバンニ | 2022年 | エピファネイア | 半弟 |
| ソルパッサーレ | 2023年 | キズナ | 半妹 |
| ベアフットレディの2025 | 2025年 | デクラレーションオブウォー | 全弟 |
※全きょうだいは父母が同じ馬、半きょうだいは父または母の一方が同じ馬を指します。表は確認時点の公開情報に基づきます。
このほか、マテンロウアレス、ムーンショット、アスタービーナスなども、ベアフットレディを母に持つ兄弟です。
兄弟の顔ぶれを見ると、同じ母に対して異なる種牡馬が配合されてきたことが分かります。
血統全体から見えるセキトバイーストの特徴を考察
ここからは、公開されている血統表や兄弟馬の実績をもとにした筆者の考察です。
セキトバイーストの血統で興味深いのは、同じ母から生まれた兄弟でも、父が異なることで配合の構造が大きく変わるという点です。
サンデーサイレンスを持つ半弟との配合の違い
セキトバイーストの5代血統表には、サンデーサイレンスが登場しません。
一方、半弟ジョバンニの父エピファネイアには、シーザリオとスペシャルウィークを通じてサンデーサイレンスが入っています。
同じ母を持ちながら、父側の血統構成は異なっているのです。
ここで注目したいのは、どちらの配合が優れているかという比較ではありません。
母を共通にしていても、父が変わると5代血統表に登場する祖先やクロスが変わるという点です。
セキトバイーストのラーイ3×5も、デクラレーションオブウォーとの組み合わせで生じた特徴です。
もし母の血統だけを見ていたら、こうした配合ごとの違いは分かりません。
同じ繁殖牝馬の産駒を比べる際には、共通する母系だけでなく、父との組み合わせによって何が変わるのかまで確認することが大切だと考えます。
異なる父と同じ父、両方の配合を比較できる母系
もう一つ注目したいのは、母ベアフットレディの繁殖実績を、2つの角度から見ることができる点です。
まず、父が異なるセキトバイーストとジョバンニは、どちらも重賞を勝っています。
この事実から、ベアフットレディは異なる種牡馬との組み合わせで重賞勝ち馬を送り出した繁殖牝馬と評価できます。
ただし、2頭の成功だけで、どのような種牡馬とも相性が良いとまではいえません。
競走能力には父母から受け継ぐ遺伝的要素に加え、個体差や育成環境なども関係するためです。
一方、2025年生まれの全弟は、セキトバイーストと父母が同じです。
こちらは、同じ配合から生まれた兄弟を見比べることができるという、また別の興味があります。
全きょうだいであっても、受け継ぐ遺伝子の組み合わせは完全に同じではなく、同じ能力や適性になるとは限りません。
そのため、全弟の今後の成績をセキトバイーストの実績だけから予測することはできません。
それでも、異なる父との配合から重賞勝ち馬が生まれ、さらに同じ父との配合による全弟も存在するという家族構成は、血統を比較するうえで興味深い材料です。
セキトバイーストの血統は、1頭の血統表だけで完結させず、母を共通の出発点として兄弟を見比べることで、配合の違いをより具体的に理解できるのではないでしょうか。



同じ母から生まれた半弟と、父母が同じ全弟。両方を比較できるところが、この母系の面白さですね。
セキトバイーストの血統に関するよくある質問
- セキトバイーストとジョバンニは兄弟ですか?
-
はい。母ベアフットレディを同じくする半姉弟です。
セキトバイーストの父はデクラレーションオブウォー、ジョバンニの父はエピファネイアです。
- セキトバイーストのラーイ3×5とはどういう意味ですか?
-
ラーイが父側の3代前と母側の5代前に入っていることを表します。
5代血統表では、血量15.63%のクロスが確認できます。
- セキトバイーストの牝系は何号族ですか?
-
セキトバイーストの母系は、ファミリーナンバー1-mに属します。
母ベアフットレディ、祖母レディアングハラッドへと続く牝系です。
まとめ|セキトバイーストは母系の実績と複数のクロスを持つ血統
セキトバイーストの血統は、父デクラレーションオブウォー、母ベアフットレディ、母父フットステップスインザサンドという配合です。
父はダンジグ系の海外GⅠ2勝馬で、母も海外重賞を2勝した実績を持っています。
5代血統表には、ラーイ3×5、ノーザンダンサー4×5、ブラッシンググルーム4×5、ニジンスキー5×5のクロスが確認できます。
また、半弟ジョバンニは父エピファネイアとの配合から誕生し、2026年のチャレンジカップを制しました。
特に注目したいのは、異なる父との配合から重賞勝ち馬を送り出している母ベアフットレディの繁殖実績です。
父系やクロスだけでなく、母自身の競走実績と兄弟馬の配合まで合わせて見ることで、セキトバイーストの血統をより深く理解できるのではないでしょうか。
【応援のその先へ】一頭でも多くの馬が幸せな未来を歩めるように
ターフを一生懸命に駆け抜ける馬たちの姿は、私たちに言葉以上の感動と勇気を届けてくれます。
そんな彼らが現役を退いたあとも、穏やかで幸せな時間を過ごせる場所を守ることは、競馬を愛する私たちにできる大切な「恩返し」だと考えています。
一頭でも多くの馬が、輝かしい競走生活のあとも、温かなセカンドキャリアを歩める未来を願っています。
この記事を通じて、引退馬支援の輪が少しでも広がることを心より願っています。
私たちにできる小さな一歩が、一頭でも多くの馬の未来につながります。まずは、できることから始めてみませんか。


※本記事は、公開されている血統表・牝系図・競走馬情報をもとに作成しています。クロスの血量は理論値です。血統全体の特徴に関する部分には、公開データを整理したうえでの筆者の考察を含みます。
出典・参考資料
- netkeiba「セキトバイースト 5代血統表・牝系図」
- JBISサーチ「セキトバイースト 血統情報」
- JBISサーチ「デクラレーションオブウォー 競走成績・血統」
- JBISサーチ「ベアフットレディ 海外競走成績」
- JBISサーチ「ベアフットレディ 牝系・産駒情報」
- netkeiba「フットステップスインザサンド 英2000ギニー制覇」
- JRA「2026年 チャレンジカップ レース結果」
【セキトバイーストをもっと知ろう】
セキトバイーストの気性や脚質については、関連記事で詳しく紹介しています。




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