ロデオドライブの気性は、寂しがり屋で他の馬が気になる子どもっぽさがある一方、競馬では気持ちが入りやすいところが特徴です。
2026年のNHKマイルカップを制したロデオドライブ。
GⅠを勝つほどの力を見せていますが、厩舎での素顔を知ると印象が少し変わります。
他の馬が目の前を通るとすぐに鳴いたり、仲間が外へ出ていくと寂しがったりと、まだ3歳馬らしい幼さが残っているようです。
一方、調教では走ることに気持ちが向きやすく、折り合いは今後もポイントのひとつ。現在は辻哲英調教師が自ら騎乗しながら我慢することを教えており、春より落ち着いて調教に取り組めるようになっています。
この記事では、ロデオドライブの気性や性格、寂しがり屋なエピソード、かわいい仕草、厩舎での呼び名、精神面の成長について紹介します。
この記事でわかること
- ロデオドライブはどんな性格なのか
- 寂しがり屋でよく鳴くかわいい一面
- 競馬で見せる気性と折り合い
- 辻哲英調教師とのエピソードと精神面の成長
- 厩舎やファンからの呼ばれ方
ロデオドライブの気性は?
ロデオドライブは、普段から気性が荒い馬というより、仲間への関心が強く、競馬になると気持ちが入りやすいタイプと考えるとわかりやすそうです。
これまでに伝えられている様子を簡単に整理します。
| 場面 | ロデオドライブの様子 |
|---|---|
| 馬房 | 基本的にはおとなしい |
| 他の馬を見たとき | すぐに鳴くことがある |
| 仲間が外へ出たとき | 寂しがる |
| パドック | 比較的落ち着いて歩ける |
| レース後 | しばらく気が入っている |
| 調教 | 道中で行く気になることがある |
| 2026年夏 | 春より落ち着いて調教できるようになった |
寂しがり屋で他の馬を見るとすぐ鳴く
ロデオドライブの性格を語るうえで外せないのが、寂しがり屋で他の馬が好きという一面です。
担当する小針健一助手によると、他の馬が目の前を通っただけでも鳴き、運動場ですれ違ったときにも声を出すそうです。
小針助手も、こうした様子について「まだ子どもっぽいところ」があると話しています。
NHKマイルカップを勝った翌日も、美浦トレセンで他の馬を見ると鳴いていたことが紹介されました。
また、辻哲英調教師からも、馬房ではおとなしい一方、他の馬が外へ出ていくと寂しがるというエピソードが語られています。

GⅠ馬でも、仲間がいなくなると寂しくなってしまうんですね。
競馬で見せる強さとは違う、仲間が気になって仕方がない幼い男の子のような姿がロデオドライブのかわいいところです。
パドックでは比較的落ち着いている
他の馬を見るとすぐに鳴くと聞くと、常にソワソワしている馬を想像するかもしれません。
しかし、競馬場では意外な落ち着きも見せています。
小針助手によると、ロデオドライブは新馬戦の頃からパドックでは比較的落ち着いて歩けていました。
NHKマイルカップでも、他の馬に反応して鳴くことはあったものの、全体としては落ち着いた状態でレースへ向かえています。
そのため、「寂しがり屋=いつも落ち着きがない」ではありません。
普段の幼さと、競馬場で必要な落ち着きの両方を持っているのがロデオドライブの特徴です。
ロデオドライブは競馬になると気持ちが入りやすい
普段は子どもっぽい一面を見せるロデオドライブですが、競馬になると気持ちが高まりやすいところがあります。
特にレース後は、走り終わってすぐ完全にリラックスするタイプではないようです。
レース後もしばらく気が入っている
NHKマイルカップから一夜明けた際、小針助手はレース後のロデオドライブについて、少し気が入った状態だったと説明しています。
しかも、これはGⅠを勝ったときだけではなく、普段のレース後にも見られる様子だそうです。
一度競馬のスイッチが入ると、気持ちが落ち着くまで少し時間が必要なのかもしれません。
ただし、馬房やパドックでは落ち着けていることから、これだけで「気性が荒い馬」と判断するのは違いそうです。
競馬という場面になると気持ちが高まりやすい馬と考える方が、これまでの様子には合っています。
メンコやパシファイアーも使って対応
春には、ロデオドライブが落ち着いて競馬へ向かえるように馬具も工夫されました。
NHKマイルカップではレースでもメンコを着用し、パドックではパシファイアーを装着しています。
小針助手によると、パシファイアーを使用したことで、騎手が乗ったあとも前走ほどイレ込まず、スムーズに返し馬へ向かえました。
また、メンコについても折り合い面に一定の効果があった可能性を挙げています。
メンコは、音など外から受ける刺激をやわらげるために使われる馬具です。
パシファイアーは目の周囲を網状のカバーで覆い、視覚から入る刺激をやわらげる目的などで使われます。
気性を無理に変えるというより、ロデオドライブが落ち着いて競馬に集中しやすい環境を整えていると考えるとよいでしょう。
ロデオドライブは折り合いを覚えて精神的に成長中
現在のロデオドライブを見るうえで注目したいのが、折り合いと精神面の成長です。
走ることへの前向きさを持ちながらも、その気持ちを少しずつコントロールできるようになってきています。
辻哲英調教師が自ら騎乗して折り合いを教育
ロデオドライブは、普段の調教で道中から行く気になることがあります。
そこで2026年夏は、辻哲英調教師が自ら何度も騎乗し、折り合いを意識した調整を続けてきました。
7月31日に帰厩してからは、追い切りだけでなく中間の調教でも手綱を取り、ロデオドライブに我慢することを教えています。
折り合いとは、馬と騎手の呼吸が合い、馬が必要以上に力まずに走れている状態のことです。
走る意欲は競走馬にとって大切ですが、気持ちが前へ出すぎると余計な力を使ってしまうことがあります。
辻調教師が自ら跨がることで、ロデオドライブがどこで行きたくなるのか、どの程度なら我慢できるのかを直接確かめながら教えているのでしょう。



調教師自身が何度も乗って教えているところからも、大切に育てている様子が伝わってきますね。
後ろの馬を待って我慢できるようになった
その取り組みの成果を感じさせたのが、2026年8月26日の新潟記念最終追い切りです。
3頭併せで前後に馬を置いたところ、普段なら道中で行く気になるロデオドライブが、後ろの馬が近づいてこなくても先に行かず、しっかり待つことができました。
そこから前の馬へ目標を切り替えたときの反応も良く、辻調教師は我慢できていたことを評価しています。
また、精神面についても大きく変わったわけではないとしながら、春先と比べると調教時のテンションに少し丸みが出て、落ち着いて取り組めるようになったと説明しています。
つまり、ロデオドライブは性格そのものが別の馬のように変わったのではありません。
走りたい気持ちを持ったまま、「待つ」「我慢する」ことを覚え始めている。
ここに3歳春から夏にかけての成長が表れているようです。
ロデオドライブのかわいい仕草や厩舎エピソード
ロデオドライブには、他の馬を見ると鳴いてしまうこと以外にも、かわいらしい厩舎エピソードがあります。
競馬から少し離れた普段の姿を見てみましょう。
ご飯は意外と繊細に食べる
ロデオドライブは、食事も豪快にガツガツ食べるタイプではないそうです。
辻調教師によると、飼葉の食べ方は比較的繊細なのだとか。
しかも、その話でも辻調教師は自分と似ているという趣旨のコメントを添えています。
寂しがり屋で、ご飯の食べ方まで繊細。
レースで見せる力強い姿とは違い、厩舎ではどこかナイーブで愛嬌のある男の子という印象を受けます。
「綿あめ好き」はロデオドライブではなく辻調教師
好きな食べ物の話では「綿あめ」という言葉も登場します。
ただし、綿あめが好きなのはロデオドライブではなく辻哲英調教師本人です。
ロデオドライブの好物として紹介されたものではないので、ここは間違えないようにしたいところ。
サンスポの「なぎさの競馬手帖」では、ロデオドライブの性格を紹介しながら、こうした辻調教師との少しユーモラスなやり取りも伝えられていました。
馬と調教師の距離の近さを感じられるエピソードでもあります。
ロデオドライブのあだ名や呼び名は?
ロデオドライブには、厩舎でも使われている短い呼び名があります。
辻哲英調教師によると、厩舎では「ロデオ」と「ロデオドライブ」を半々くらいで使っているそうです。
厩舎では『ロデオ』『ロデオドライブ』と呼ばれる
「ロデオ」は、馬名をそのまま短くしたシンプルな呼び方です。
一方でフルネームの「ロデオドライブ」で呼ばれることも多く、特定のあだ名だけに統一されているわけではありません。
ファンの投稿では、親しみを込めて「ロデオくん」と呼ぶ声も見られます。
ただし、こちらは厩舎で確認された固定の愛称ではないため、
厩舎では「ロデオ」
ファンからは「ロデオくん」と呼ばれることもある
と分けて紹介するのがよさそうです。
ロデオドライブの気性を考察|寂しがり屋と競馬での前向きさは別の一面?
ここまでの関係者コメントを整理すると、ロデオドライブは「寂しがり屋だから気性が激しい馬」ではなさそうです。
他の馬を見ると鳴き、仲間がいなくなることを気にする一方、馬房ではおとなしく、競馬場のパドックでも比較的落ち着いて過ごせています。
つまり、他馬への反応は仲間への関心の強さや精神的な幼さから表れている可能性があります。
一方、調教で行きたがるところは、寂しがり屋な性格とは別に、競走馬として走ることへの前向きな気持ちが強いと考えた方が自然でしょう。
現在は、その前向きさをなくすのではなく、辻調教師との調教を通して「待つ」「我慢する」ことを覚え始めています。
仲間が好きな子どもっぽさと、競走馬としての強い前向きさが同居している。
そして、その気持ちを少しずつ自分でコントロールできるようになっているのが、現在のロデオドライブなのではないでしょうか。



性格を知ると、「気性が激しい」という一言だけでは表せない馬だとわかりますね。
ロデオドライブの気性に関するよくある質問
ロデオドライブの性格について、気になる疑問を簡潔にまとめました。
- ロデオドライブは気性が荒い馬ですか?
-
普段から人に対して荒い馬という情報は確認されていません。
馬房やパドックでは比較的落ち着いており、競馬や調教になると気持ちが入りやすいタイプと考える方が近そうです。
- ロデオドライブはなぜよく鳴くのですか?
-
小針健一助手によると、ロデオドライブは他の馬が好きなようで、目の前を通ったり運動場ですれ違ったりするとすぐに鳴くそうです。
助手からも、まだ子どもっぽいところがあると紹介されています。
- ロデオドライブのあだ名は何ですか?
-
厩舎では「ロデオ」と「ロデオドライブ」が半々くらいで使われています。
ネット上では「ロデオくん」と呼ぶファンの声も見られますが、公式な愛称ではありません。
- ロデオドライブは精神的に成長していますか?
-
辻哲英調教師によると、精神面が大きく変わったわけではありませんが、春より落ち着いて調教に取り組めるようになっています。
2026年8月の追い切りでは、後ろの馬を待ちながら我慢できる姿も見せました。
まとめ|ロデオドライブは寂しがり屋で成長途中の3歳馬
ロデオドライブは、他の馬を見るとすぐに鳴き、仲間が外へ出ていくと気になってしまう寂しがり屋で子どもっぽい性格をしています。
一方で、馬房やパドックでは比較的落ち着いており、普段から気性が荒い馬というわけではありません。
競馬や調教では走ることへの気持ちが強く出るため、折り合いは今後もポイントになりそうです。
ただ、辻哲英調教師が自ら騎乗して我慢することを教えてきたことで、2026年夏には春より落ち着いて調教へ取り組み、後ろの馬を待てる姿も見せるようになりました。
仲間が大好きな幼い男の子が、競走馬として少しずつ大人になっている。
NHKマイルカップを制した強さだけでなく、厩舎で見せるかわいい素顔や成長していく過程も、ロデオドライブを応援したくなる魅力のひとつではないでしょうか。
今後、経験を重ねるなかで、この子どもっぽさと前向きな気性がどのように変化していくのかにも注目したいですね。
【応援のその先へ】一頭でも多くの馬が幸せな未来を歩めるように
ターフを一生懸命に駆け抜ける馬たちの姿は、私たちに言葉以上の感動と勇気を届けてくれます。
そんな彼らが現役を退いたあとも、穏やかで幸せな時間を過ごせる場所を守ることは、競馬を愛する私たちにできる大切な「恩返し」だと考えています。
一頭でも多くの馬が、輝かしい競走生活のあとも、温かなセカンドキャリアを歩める未来を願っています。
この記事を通じて、引退馬支援の輪が少しでも広がることを心より願っています。
私たちにできる小さな一歩が、一頭でも多くの馬の未来につながります。まずは、できることから始めてみませんか。


※本記事は、公開されている競走情報、辻哲英調教師・小針健一助手など厩舎関係者のコメント、競馬メディアの報道をもとに作成しています。ネット上の呼び名については、厩舎で確認された呼称とは区別して掲載しています。内容は執筆時点の情報です。
出典・参考文献
- 日刊スポーツ「NHKマイルC優勝ロデオドライブ、小針助手一問一答」
- ラジオNIKKEI「新潟記念 美浦レポート ロデオドライブ」
- netkeiba「3歳マイル王ロデオドライブが2000メートル初挑戦 辻哲英調教師が徹底教育」
- サンスポ「【なぎさの競馬手帖】祝! NHKマイルC優勝ロデオドライブ(2026年5月19日)」
【ロデオドライブをもっと知ろう】
ロデオドライブの走り方や血統背景については、それぞれ別記事で詳しく紹介します。













