ロデオドライブの血統は、父サートゥルナーリア、母ビバリーヒルズ、母父スニッツェルという配合です。
父系にはロードカナロア、キングカメハメハ、シーザリオなどの名血が並び、母系をたどるとカンパニーやヒストリカル、レニングラードといった重賞活躍馬につながります。
さらに5代血統表では、ノーザンダンサー5×4、ミスタープロスペクター5×5、ストームバード5×5という3つのクロスも確認できます。
NHKマイルカップを制しているためマイル色の強い馬に見えますが、血統全体を見ると、それだけでは語れない背景を持っています。
この記事では、父サートゥルナーリア、母父スニッツェル、母系の重賞実績、5代血統にあるクロスの4つの視点から、ロデオドライブの血統を分析します。
この記事でわかること
- ロデオドライブの父・母・母父
- 父サートゥルナーリアの血統背景
- サートゥルナーリア産駒の特徴
- 母父スニッツェルの系統
- カンパニーなどにつながる母系
- ロデオドライブの5代血統にあるクロス
- 血統から見た距離適性の考え方
ロデオドライブの血統は?
ロデオドライブは、サートゥルナーリア×ビバリーヒルズの配合で生まれた牡馬です。
まずは主な血統を整理します。
| 項目 | 馬名 |
|---|---|
| 父 | サートゥルナーリア |
| 父父 | ロードカナロア |
| 父母 | シーザリオ |
| 母 | ビバリーヒルズ |
| 母父 | スニッツェル |
| 母母 | ブリリアントベリー |
| 主な近親 | カンパニー、ヒストリカル、レニングラード |
父側にはロードカナロアやシーザリオといった実績馬が並び、母側にもスニッツェルと重賞活躍馬を多く出した牝系が入っています。
そのためロデオドライブは、父側だけでなく母系にも見どころが多い血統です。

父サートゥルナーリアだけでなく、母系までたどるとかなり華やかな血統ですね。
父サートゥルナーリアはロードカナロア×シーザリオ
ロデオドライブの父サートゥルナーリアは、ロードカナロアとシーザリオの間に生まれたGⅠ馬です。
ホープフルステークスや皐月賞を制しており、競走実績だけでなく血統背景でも注目されてきました。
父父ロードカナロアはキングカメハメハ系
サートゥルナーリアの父はロードカナロアです。
父系をたどると、
ロードカナロア
↓
キングカメハメハ
↓
キングマンボ
↓
ミスタープロスペクター
という流れになります。
ロードカナロア自身は短距離からマイルで大きな実績を残しましたが、産駒からはアーモンドアイやベラジオオペラなど、より長い距離で活躍する馬も出ています。
そのため、ロードカナロアの血を持つことだけで距離適性を短距離やマイルに限定することはできません。
父母シーザリオにつながるスペシャルウィークの血
サートゥルナーリアの母はシーザリオです。
シーザリオの父はスペシャルウィーク。
つまりロデオドライブの父側には、
ロードカナロアの系統
+
シーザリオ・スペシャルウィークの血
が組み合わされています。
サートゥルナーリア自身も芝2000メートルのGⅠを勝っており、父側には中距離で実績を残した血も入っています。
サートゥルナーリア産駒にはどんな特徴がある?
サートゥルナーリアは種牡馬としても、複数の重賞活躍馬を送り出しています。
2026年8月時点では、主な産駒に、
- ロデオドライブ
- カヴァレリッツォ
- ショウヘイ
などがいます。
ロデオドライブはNHKマイルカップ、カヴァレリッツォは朝日杯フューチュリティステークス、ショウヘイはアメリカジョッキークラブカップを制しています。
マイルから中距離まで重賞実績がある
代表産駒を見ると、サートゥルナーリア産駒はマイルだけで結果を出しているわけではありません。
マイルGⅠ馬がいる一方で、中距離の重賞勝ち馬も出ています。
父サートゥルナーリア自身も2000メートル前後で大きな実績を残しているため、産駒の距離適性には一定の幅が見られます。
母ビバリーヒルズはスニッツェル産駒
ロデオドライブの母はビバリーヒルズです。
中央で2勝を挙げた馬で、父はスニッツェル。
つまりロデオドライブの母父がスニッツェルになります。
母父スニッツェルはデインヒル系
スニッツェルの父系は、
スニッツェル
↓
リダウツチョイス
↓
デインヒル
↓
ダンチヒ
とつながります。
スニッツェルはオーストラリアを代表する種牡馬の一頭で、多くのGⅠ馬を送り出しています。
父サートゥルナーリア側とは異なる系統が母父に入ることで、ロデオドライブの血統に別方向のスピード血統が加わっています。
ただし、ロデオドライブの能力のどの部分がスニッツェル由来なのかを、血統表だけから断定することはできません。
ここでは、父側とは異なるスピード色のある血が母父に入っていると見るのが自然です。
ロデオドライブの母系は重賞馬が並ぶ一族
ロデオドライブの血統で注目したいのが、ブリリアントベリーにつながる母系です。
母ビバリーヒルズの母はブリリアントベリー。
この牝系からは、複数の重賞活躍馬が出ています。
カンパニーは天皇賞(秋)・マイルCSを制覇
代表的な存在がカンパニーです。
カンパニーは、
- 天皇賞(秋)
- マイルチャンピオンシップ
- 毎日王冠
- 中山記念
- マイラーズカップ
- 関屋記念
などを勝利しました。
マイルチャンピオンシップだけでなく天皇賞(秋)も制していることから、マイルから中距離まで高い実績を残した馬です。
ロデオドライブの母系を考えるうえで、非常に目立つ存在といえます。
ヒストリカルも重賞で活躍
同じ牝系にはヒストリカルもいます。
ヒストリカルは毎日杯を勝ち、きさらぎ賞やチャレンジカップなどでも好走しました。
カンパニーとは父が異なりますが、同じ牝系から重賞級の馬が複数出ていることがわかります。
レニングラードはアルゼンチン共和国杯勝ち
さらにレニングラードは、アルゼンチン共和国杯を制しています。
新潟記念2着、京都大賞典3着などの実績もあり、より長い距離でも結果を残しました。
この牝系には、
カンパニー
→ マイル~中距離
ヒストリカル
→ 中距離
レニングラード
→ 中長距離
と、異なる距離で活躍した馬がいます。



同じ母系から、マイルだけでなく中距離や中長距離の重賞馬も出ているんですね。
ロデオドライブの母系は、特定の距離だけに偏っていない点も特徴です。
ロデオドライブの兄弟は?
母ビバリーヒルズからは、ロデオドライブ以外にも複数の勝ち上がり馬が出ています。
| 馬名 | 父 | 主な実績 |
|---|---|---|
| デイトンウェイ | リアルインパクト | 中央1勝 |
| キトリ | キタサンブラック | 中央1勝 |
| ズバットマサムネ | キンシャサノキセキ | 中央2勝 |
| スリーピース | ミッキーアイル | 中央4勝 |
| ロデオドライブ | サートゥルナーリア | NHKマイルC |
父が異なる産駒から複数の勝ち上がり馬が出ている点からも、ビバリーヒルズの繁殖実績は注目できます。
その中でロデオドライブは、母ビバリーヒルズから誕生したGⅠ勝ち馬となりました。
ロデオドライブの5代血統にあるクロス
ロデオドライブの5代血統表では、3つのクロスが確認できます。
| クロス | 血量 | 配置 |
|---|---|---|
| ノーザンダンサー | 9.38% | 5×4 |
| ミスタープロスペクター | 6.25% | 5×5 |
| ストームバード | 6.25% | 5×5 |
クロスとは、父側と母側の両方に同じ祖先を持つ配合のことです。
「5×4」であれば、一方の5代前、もう一方の4代前に同じ祖先がいることを表します。
ノーザンダンサー5×4
ロデオドライブでは、ノーザンダンサー5×4のクロスがあります。
血量は9.38%で、今回確認できる3つのクロスの中では最も高くなっています。
ノーザンダンサーは世界のサラブレッド血統に大きな影響を与えた種牡馬。
ロデオドライブにも、父側と母側の異なるルートからその血が入っています。
ただし、5×4という比較的離れた世代でのクロスなので、特定の特徴がそのまま強く表れると断定するより、血統全体を構成する一要素として見るのがよいでしょう。
ミスタープロスペクター5×5
ロデオドライブには、ミスタープロスペクター5×5のクロスもあります。
父側ではキングマンボからキングカメハメハ、ロードカナロアへと続く流れの中にミスタープロスペクターが入っています。
母側では別のルートから同じ祖先につながります。
異なる系統を通りながら同じ祖先へ戻ってくるところが、クロスを見る面白さのひとつです。
ストームバード5×5
3つ目はストームバード5×5です。
父側ではストームキャットを経由。
母側ではスニッツェルの母系を通してストームバードにつながっています。
こちらも父母で異なるルートから同じ祖先が入っています。



血統表をたどると、同じ祖先が父側と母側で違う道筋から入っていることまでわかりますね。
ただし、クロスがあるからといって特定の能力が必ず強く表れるわけではありません。
血統を見る際の材料のひとつとして考えるのがよいでしょう。
ロデオドライブの血統を考察|マイルだけに限らない配合?
ロデオドライブはNHKマイルカップを制しているため、現在の実績からは「マイル向き」という印象を持ちやすい馬です。
しかし血統全体を見ると、マイルだけに適性を限定するには早い配合とも考えられます。
父サートゥルナーリアは、2000メートルのホープフルステークスと皐月賞を制した馬。
父母シーザリオ、その父スペシャルウィークまでたどると、中距離以上にもつながる血が入っています。
一方、母父にはスニッツェルが入り、母系にはカンパニー、ヒストリカル、レニングラードと、マイルから中長距離まで異なる距離で活躍した馬が並んでいます。
つまりロデオドライブは、
父側の中距離にもつながる血
+
母父スニッツェルのスピード血統
+
距離に幅のあるブリリアントベリー牝系
という配合です。
血統だけを見れば、2000メートルへの距離延長を否定する材料はありません。
ただし、血統だけで実際の距離適性を断定することはできません。
競走馬の適性は、体質や成長、気性、レース展開などさまざまな要素によって変わります。
そのため現時点では、
「マイルで結果を出しているが、血統背景はマイルだけに限定されない」
と捉えるのが最も自然でしょう。



今後違う距離へ挑戦したときに、血統背景がどんな形で表れるのかも楽しみですね。
ロデオドライブの血統に関するよくある質問
ロデオドライブの父母やクロスについて、気になる疑問をまとめました。
- ロデオドライブの父は?
-
父はサートゥルナーリアです。
ロードカナロアとシーザリオの間に生まれ、ホープフルステークスや皐月賞を制しました。
- ロデオドライブの母は?
-
母はビバリーヒルズです。
中央で2勝を挙げ、繁殖入り後はスリーピース、ズバットマサムネ、ロデオドライブなどを送り出しています。
- ロデオドライブの母父は?
-
母父はスニッツェルです。
リダウツチョイス、デインヒル、ダンチヒへとつながる父系を持っています。
- ロデオドライブはカンパニーと血縁がありますか?
-
はい。
ロデオドライブの母母はブリリアントベリーで、カンパニーもブリリアントベリーから生まれた馬です。
同じ母系に属する近親馬になります。
- ロデオドライブにはどんなクロスがありますか?
-
5代血統表では、
ノーザンダンサー5×4
ミスタープロスペクター5×5
ストームバード5×5の3つが確認できます。
まとめ|ロデオドライブは父サートゥルナーリアと実績ある母系を持つ血統
ロデオドライブは、父サートゥルナーリア、母ビバリーヒルズ、母父スニッツェルという配合です。
父側にはロードカナロア、キングカメハメハ、シーザリオ、スペシャルウィークなどの血が入り、母側にはスニッツェルの系統が組み合わされています。
さらに母系には、カンパニー、ヒストリカル、レニングラードなど、異なる距離で重賞実績を残した馬が並びます。
5代血統には、ノーザンダンサー、ミスタープロスペクター、ストームバードの3つのクロスも確認できます。
父系の実績ある血、母父のスピード血統、そして距離に幅を持つ母系。
現在はNHKマイルカップ勝ちというマイルでの実績が目立ちますが、血統背景を見ると、それだけに限定されない可能性を感じさせる配合です。
今後キャリアを重ねるなかで、この血統がどのような形で競走成績に表れてくるのかにも注目したいですね。
※本記事は、netkeibaの5代血統表・牝系情報などをもとに作成しています。血統からの適性については、公開されている血統情報をもとにした考察を含みます。血統のみで実際の能力や距離適性を断定するものではありません。内容は執筆時点の情報です。
出典・参考文献
- netkeiba「ロデオドライブ 5代血統表・牝系情報」
- JRA公式ページ「ロデオドライブ」
【ロデオドライブをもっと知ろう】
ロデオドライブの性格や走り方については、それぞれ別記事で詳しく紹介しています。













