ジョバンニの脚質は、先行だけ、差しだけに固定されず、好位から中団を中心に幅広い位置取りで運べる自在性が特徴です。
デビュー当初は前めのポジションから運ぶ競馬が目立ちましたが、その後は中団からの競馬も増え、2026年には後方から先頭付近までさまざまな位置を経験しています。
本記事では、公開されている通過順位や上がりタイムをもとに、ジョバンニの基本的な脚質、位置取りの変化、末脚の特徴を整理します。
この記事でわかること
- ジョバンニの基本的な脚質
- 先行馬・差し馬のどちらに近いのか
- デビュー当初からの位置取りの変化
- 2026年に見せた位置取りの幅
- ジョバンニの末脚の特徴
- 通過順位から考える脚質の強み
ジョバンニの脚質は?先行・差しを使い分ける自在型
ジョバンニのこれまでの戦績を見ると、好位から中団を中心に、レースによって位置取りを変えられるタイプと考えるのが分かりやすいでしょう。
若い頃には3番手付近から運ぶレースがあり、その後は中団から末脚を伸ばす形も経験しています。
さらに2026年には、後方から運んだレースがある一方、序盤に先頭へ立ったレースもありました。
| 項目 | ジョバンニの特徴 |
|---|---|
| 基本位置 | 好位~中団 |
| 先行 | 前めから運ぶ競馬も可能 |
| 差し | 中団から伸びる競馬も経験 |
| 後方 | 後方待機の経験もある |
| 特徴 | 特定の位置取りに固定されにくい |
※「好位」は先頭集団のすぐ後ろ付近、「差し」は中団付近から終盤に前との差を詰めるレーススタイルです。通過順位は各コーナーを通った時のおおよその位置を表します。
常に前へ行く先行馬でも、毎回後方で脚をためる差し馬でもありません。
現時点では、先行・差しの両方に対応できる自在型と整理するのが実戦内容に合っています。

「いつもこの位置から」という決まった形がないところが、ジョバンニの脚質の特徴ですね。
ジョバンニの位置取りはデビュー当初から変化している
ジョバンニはキャリアを重ねる中で、前方だけでなく中団や後方からも競馬をするようになっています。
デビュー当初は前めの位置が中心
デビュー当初は、3番手前後の前めのポジションから運ぶレースが目立ちました。
新馬戦は「3-3-2-1」、野路菊Sは「3-3-3-4」、若葉Sは「3-3-3-2」と、先頭のすぐ後ろで流れに乗っています。
ただし、自ら先頭に立って押し切る逃げ型というより、好位で前の馬を見ながら運ぶ形が中心でした。
重賞では中団から運ぶ形も増えた
重賞へ進むと、京都2歳SやホープフルS、皐月賞、日本ダービーなどでは中団付近からの競馬も見られるようになります。
ホープフルSでは「7-7-9-7」から2着に入り、前方のポジションを取らなくても上位争いに加わりました。
一方、神戸新聞杯では再び「4-3-3-3」と好位から運んでいます。
そのため、先行型から差し型へ完全に変わったというより、キャリアとともに使える位置取りが増えたと考える方が自然です。
2026年は後方から先頭付近まで経験
2026年になると、位置取りの幅はさらに分かりやすくなります。
AJCCでは「12-12-14-13」と後方から運びましたが、次走の金鯱賞では「1-3-4-4」と序盤に先頭へ立ち、その後は好位で運んで2着。
続く小倉記念では「6-6-5-6」と中団付近から2着に入りました。
後方、前方、中団と短い期間でも異なるポジションを経験していることから、ひとつの位置取りだけに頼るタイプではないことが分かります。



若い頃は前め、重賞では中団、さらに後方からも経験。少しずつレースの幅が広がっているのですね。
ジョバンニの主な通過順位を比較
位置取りの違いが分かりやすいレースを抜粋すると、次のようになります。
| レース | 通過順位 | 位置取り | 着順 |
|---|---|---|---|
| 2歳新馬 | 3-3-2-1 | 先行 | 1着 |
| ホープフルS | 7-7-9-7 | 中団 | 2着 |
| 若葉S | 3-3-3-2 | 好位 | 1着 |
| 日本ダービー | 8-8-9-9 | 中団 | 8着 |
| AJCC | 12-12-14-13 | 後方 | 7着 |
| 金鯱賞 | 1-3-4-4 | 先頭~好位 | 2着 |
| 小倉記念 | 6-6-5-6 | 中団 | 2着 |
※位置取りは通過順位をもとに分かりやすく整理したものです。頭数やレース展開によって、同じ順位でも実際の位置関係は異なります。
一覧で見ると、好位から中団を中心にしながら、前方から後方まで経験していることが分かります。
ジョバンニの末脚は?位置取りが変わっても脚を使える
ジョバンニの末脚で注目したいのは、後方まで下げて十分に脚をためなければ伸びないタイプではないことです。
新馬戦では前めから上がり34秒7、若葉Sでは好位から34秒4で勝利しました。
その後も、日本ダービーでは中団から34秒3、金鯱賞では前方から34秒5を記録するなど、位置取りが違っても終盤に脚を使っています。
※上がり3ハロンとは、レース最後の600mを走ったタイムです。レース全体のペースや馬場状態にも左右されるため、数字だけで単純に比較することはできません。
終盤に脚を使うために、必ず後方まで下げる必要があるタイプではない点も、ジョバンニのレーススタイルを考えるうえで特徴のひとつです。



後ろでじっくり脚をためなくても伸びられるところが、ジョバンニの面白さですね。
ジョバンニの脚質の強みを考察
ここからは、公開されている通過順位や上がりタイムを比較したうえでの筆者の考察です。
ジョバンニの脚質で興味深いのは、「先行も差しもできる」という器用さそのものより、好走するための条件をひとつの位置取りに限定しなくてよい点ではないでしょうか。
前で運ぶことが前提の馬は、序盤に思うような位置を取れないと、自分の形に持ち込みにくくなります。
反対に、後方で脚をためることが前提の馬では、予想以上に前の位置へついたことで本来の形と変わることもあります。
ジョバンニは、好位、中団、先頭付近と異なる位置から上位に入った実績があります。
ここから考えられるのは、スタート後に「必ずこの位置を取らなければならない」という制約が比較的小さいことです。
位置取りに余裕があれば、その日の流れや周囲の馬によって序盤のポジションが変わっても、ひとつの形だけに戻そうとする必要はありません。
もちろん、どの位置からでも同じ能力を発揮できるとまでは断定できません。
それでも通過順位を並べてみると、ジョバンニは「得意な場所から走る馬」というより、「得意な場所をひとつに決めなくてよい馬」と捉えると、その脚質の特徴が見えやすくなります。



「先行馬か差し馬か」と分けるより、ひとつの位置取りに縛られない馬と考えると分かりやすいですね。
ジョバンニの脚質に関するよくある質問
- ジョバンニの基本的な脚質は何ですか?
-
好位~中団を中心に、位置取りを変えられる自在型と考えるのが分かりやすいでしょう。
前方からも中団からも上位に入った実績があります。
- ジョバンニは先行馬ですか?
-
好位から運んだ実績はありますが、中団や後方からの競馬も経験しています。
先行だけに固定されたタイプではありません。
- ジョバンニは差し馬ですか?
-
中団から伸びる競馬もありますが、好位からの実績もあるため、典型的な差し一辺倒の馬とは少し異なります。
- ジョバンニは逃げることもありますか?
-
2026年の金鯱賞では最初のコーナーを1番手で通過しました。
ただし、普段から逃げる馬ではないため、典型的な逃げ馬とはいえません。
まとめ|ジョバンニは先行・差しを使い分ける自在型
ジョバンニの脚質を通過順位から見ると、好位~中団を中心に、先行・差しの両方に対応できる自在型と考えるのが分かりやすいでしょう。
デビュー当初は前めの位置が中心でしたが、キャリアを重ねるにつれて中団からの競馬も増え、2026年には後方から先頭付近まで幅広い位置取りを経験しました。
また、終盤に脚を使うために特定のポジションへ固定する必要がない点も特徴です。
ひとつの位置取りに頼らず、異なる形でレースを運べる。
この位置取りの自由度が、ジョバンニの脚質を知るうえで重要なポイントといえるでしょう。
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※本記事は、公開されている競走成績・通過順位・上がりタイムをもとに作成しています。「自在性」「位置取りに依存しにくい強み」などには、複数レースを比較した筆者の考察を含みます。
出典・参考資料
- JRA公式サイト「競走馬情報 ジョバンニ」
- netkeiba「ジョバンニ 競走成績」
【ジョバンニをもっと知ろう】
ジョバンニの気性や血統については、関連記事で詳しく紹介しています。













